ルーマニアが誇るセクシー・セレブ・シンガー、インナ(Inna)。世界No.1のお祭り番長ことピットブル(Pitbull)を迎えた「Good Time(feat. Pitbull)」 、iTunesダンス・チャート1位を獲得した「Cola Song(feat. J. Balvin)」、そして最近は夏の終わりにぴったりの「Take Me Higher」をリリースし、様々のコラボ・ヒット曲でダンスフロアを沸かせてきた。そんな彼女が最新インタビューで、ピットブルとのコラボレーション、セクシーを保つ秘訣、ニューシングルについて語る!是非チェックしてください。

こんにちわ、ご機嫌如何ですか。
とても元気よ。

お忙しいところ、どうもありがとうございます。
でも今日はそんなに忙しくもないの。それにあなたの電話インタビューを、とても楽しみにしていたから。こちらこそ、どうもありがとう。

まずは最初に最新シングル「Good Time feat. Pitbull」の成功、おめでとうございます。日本のiTunesダンスチャートでも1位を獲得して好調な滑り出しです。
凄い!凄い!凄く嬉しいわ。日本のファンが好意的に受け止めてくれるなんて、気に入ってくれるなんて、凄く嬉しいわ。



こういった功績を実感するのはどういった時なんでしょう?
「Good Time」に関してはオフィシャル・ビデオを公表した時ね。皆が凄く喜んでくれたわ。それに日本のチャートで1位になったとか、そういう話を聞くとやはり実感するわよね。実際のところ、iTunesのチャートは気になっていたから、私が最初に確かめて皆に教えてあげたくらいだもの(笑)。そしたらファンも大喜びしてくれて「凄い、凄い、凄いじゃない!」って大興奮。私ったら「ほ〜らね、私には最初から分かっていたのよ」って感じだったわ(笑)。ビデオを公表した時点で、すぐさま皆のリアクションを感じることができたの。ルーマニアという小さい国から来た私が、日本の人々からこんなに歓迎されて本当に幸せ! 日本を訪れることが出来るなんて夢にも思っていなかったわ。そんな日本で曲を発表してラヴコールを受けて歓待されて、サイン会を催したり歌ったり、ファンと対面できるなんて本当に素晴らしい。とっても嬉しいわ。

どうもありがとうございます。ところで、この曲のコンセプトというのを教えて頂けますか?
ビデオを観れば分かって貰えるように、この曲にはビッグ・スターのピットブルがフィーチャリングされていて、色んな言葉にハッシュタッグを付けちゃうの。ビデオの中で、私の演じるキャラと女の子たちが、ハッシュタッグを付けた言葉に添ってアクションを展開するわ。例えば「#pajamaparty」だと、パジャマパーティをやっちゃうの。ビデオモニターがあって、そこにハッシュタッグが書いてあるから確かめてちょうだい。そのハッシュタッグに書かれている通りにやるというのがコンセプトよ。撮影も本当に楽しかったわ。......というのがビデオのコンセプトでしょ。で曲自体のコンセプトのほうはもっとシンプルなものよ。楽しみましょ、愉快な時間を過ごしましょ、というのがコンセプト。私の他の曲に関しても全て共通しているテーマよね。皆も知ってるように、インナといえば夏、女の子たち、ビーチ、楽しい時間、日焼けとかってイメージでしょ(笑)。ええ、私の人生のテーマでもあるわ。ステキな時間を過ごして、思いっきりパーティをやって、楽しみましょうっていう。

ビデオにもピットブルは参加していますが、実際には一緒に撮影されたのですか?
いいえ、撮影は別々だったの。彼の方はマイアミで撮影。私の方はアメリカをあちこち回っていたから。でも彼のせいじゃないわ。実のところは私のせいだったの。私はメキシコで大きなコンサートを計画していて、彼が撮影をするその当日、マイアミに飛ぶことが出来なかったの。だから私だけ撮影日を変えてもらって、別々に撮ることになってしまったの。でも、彼とは以前にも会ったことがあったし、あの曲と、ビデオと、ビデオ撮影の全てに関して凄くエキサイトしてくれた。ビデオでも私と彼との息の合ったところを観て貰えると思うわ。彼が「いいだろ?」と言うと、私が「良くないわ」と答えていたりね。

今回はピットブルがフィーチャリングで参加していますが、以前にはあなたのほうがフィーチャリングで彼の「All The Things」という曲に参加していましたよね。
ええ、彼の『Global Warming』に収録されたわ。

そもそも彼との共演が実現した経緯を教えて頂けますか?
最初に出会ったのはマレーシアのコンサートで、同じステージに立ったことがあったの。日は違っていたけれど、同じステージだった。私は翌日の彼のコンサートを観させてもらって、事務所を通してコンサート後に彼と対面したの。彼は自分のレコーディング・スタジオと共に旅しているから、もし良かったらスタジオに来ないか? 何か一緒にやらないか?と私 の関係者を通して連絡を取ってくれた。その時に初めて「All The Things」を聴かせて貰ったんだけど、すぐに気に入ったわ。その場で少しだけ一緒にレコーディングをやってから、その後で正式にレコーディングした歌を彼に送ったら、凄く気に入ってくれたの。という感じで初共演は実現した。私もあの曲は凄く気に入っているの。

そして今回の再共演が実現したのはどんな風に?
彼は最近アトランティック・レコードと頻繁に仕事をしているの。アトランティック・レコードは私のファミリーでしょ。だからアトランティックのプロデューサーの1人が彼にインナっていうアーティストの曲なんだけどって紹介したら、彼は「えっ、インナかい? インナなら勿論知ってるよ」ってことになったの(笑)。で、曲を聴いて彼もエキサイトしてくれて「是非とも参加したい」と言ってくれたわ。

2人の間に凄く良いケミストリーが感じられます。
そうなの、彼はクールだし、お互いラテン系同士だから凄く気が合うの。2人ともイメージやビジネスのことをとても重要に捉えているし、自分たちのやること全てに、どれだけしっかり自分自身で関わっているか、それが大切だということも熟知しているわ。だから最初の時から、一緒に何かを創造するのは、とてもやり易かった。

実際に会った彼の印象というのは? 彼はピンプを演じたり、少し怖そうだったりすると同時に、凄く楽しい人という感じもあって。
(大声で)ノーノー!! 彼は全然怖そうじゃないわよ(笑)。カッコいいし、ルックスだって良いんじゃないかしら。ええ、彼は凄くユニークだと思うわ。凄く元気一杯だし、いい人だと思うわ。普段からいい人だし、アーティストとしても素晴らしい。それに彼のパフォーマンスは本当にエキサイティング。生バンドやダンサーなどを大勢使って、100%ライヴ演奏で魅せてくれる。凄くパワフルなエネルギーがあるから、誰もがライヴで観たいと思うタイプのアーティストよね。それから、彼は本当にナイスな人なの。全然少しも怖くないって!(笑)

今回のダンスの振付けの中に、スクワットのような格好で前進するパートがありますよね。
(しばらく、どのパートのことか分からず、やりとりがあって)ああああーーー!(と大声で)分かった、分かった。コレオグラファーも同じこと(腰を落として)と言ってたのを思い出したわ。うわー、本当によく観てくれているのね。そんな細かいところまで覚えていてくれる人がいるなんて、思いも寄らなかったわ(笑)。

というのも、日本人なら誰でも思い浮かべるのが、お相撲さんのようなので...(と、少し相撲の説明をしましたが、知らなかったようです。それとも説明が良くなかったのかも......デス)
もし裸の日本人を観たことがあったら私は絶対に覚えているはずでしょ(笑)。じゃ、次回は私が太ってる裸の肉じゅばんコスチュームを着てみようかしら。映画などで使うアレを着てみようかしら(笑)。

様々なプロデューサーたちとの仕事を経て、新曲「Take Me Higher」では初期の曲を手掛けていたプロデュース・チーム「Play & Win」と再び仕事をすることになりましたが、どんな気持ちですか?
他のプロデューサーたちと仕事をしてから、彼らの有り難みをいっそう感じるようになったわ。他の人たちのレコーディングの仕方や曲作りの方法など、色々と見ることができたのは本当に良かったと、今でも感じているし、幅広いオーディエンスに音楽を届けることができたと信じている。私も色々と経験をしたことだし、2年間の成長が窺える作品になっているはずよ。本当に今度の作品は素晴らしいと思うの。これまでのプレイ&ウィン作品以上の、いえ、いっそう上のレベルに達したという感じよ。サウンドも違うし、歌詞も違う― 凄く本質を突いてるの。



そして、あなたの作品はどれもセクシーですが、セクシーといえば「Cola Song feat. J.Balvin」もセクシーですよね。ビデオもセクシーですが、歌詞もセクシー。
全てがセクシーね(爆笑)。



毎回意識してセクシーにふるまっているわけですか、それともカメラが回り始めると自然にそうなるとか?
違うの、違うの! 全てが自然なことよ。ラテン女性だから、それが自然体。全然意識をしてやってるわけじゃないの。セクシーに見えるように、誰かから、ああしろ、こうしろと言われたこともないし、全て私自身の中から湧き出してくるものよ。それを皆に見せているだけ。

その美しさ、セクシーさをキープするために、エクササイズなど何か実践していること、美貌の秘訣はありますか?
特にエクササイズもやらないし、秘訣なんてないわよ。自然でいること、自然体でいるだけよ。エクササイズといえば、例えばさっき話をした「Good Time feat. Pitbull」のビデオ用にコレオグラフされたダンスの練習をした時くらいかな。でも、全てが自然に湧き出てくるものなの。女の子たちと一緒にキャラを演じて踊っているシーンでも、自然にそうなるわ。カメラを向けられると、小さな顔だけどクレイジーな表情をしたりとか、私自身がやってしまうの。私らしさだと思うわ。誰にも教わったことはないもの。例えばインタビューの受け答えにしても、私自身のありのままでやっている。本音で話をして、人々に私を知って貰いたいの。

歌やダンスの他には、どういった趣味を持っていますか?
凄くいっぱいあるわ。メイクやヘアも自分でやりたいし、自転車に乗るのも大好きよ。あとこれは私の夢でもあり、いつか実現できないかと思っているのだけれど、『カートゥーンネットワーク』の番組でアニメの声優をやりたいの。誰かとコラボできればいいなと勝手に考えているの。最近はアニメにハマっていて、『パワーパフガールズ』が大好き。あの番組を観るのが私の趣味と言えるんじゃないかしら。ステージを終えてからベッドに入るまでの間に、メイクを落として、ヒールを脱いで、服も全部脱いで、裸の自分に戻ってアニメを観て楽しむの。これって趣味って呼べるでしょ?(笑)。「アリガトウ」と「アイシテマス」は日本語で言えるわよ(笑)。もっと日本語を教えてね。

前回の来日時は楽しかったですか?
ああー、もう素晴らしかったわ! 色々見て回る時間はそれほどなかったんだけど、凄く楽しかったわ。皆が日本といえばショッピング天国っていうから、もう買い物ばかり必死でやってたの。でも、そしたらショッピングだけじゃなくて、素晴らしい場所がもっと他にも色々たくさんあることを発見したの。ショッピングなら世界のどこでもできるけど、日本にしかない美しい場所がいっぱいあるのを発見したの。京都には是非とも行きたいの。それに、もっともっと友達を増やしたいわ。レコード会社の人たちやファンたちとも、いっぱい日本の人たちと友達になりたいな。ルーマニアやヨーロッパに帰ってから、皆に「日本に最高の友達がいっぱいいるの!」って自慢したいの。「日本語を喋れる友達がいるのよ」「グーグルの通訳機能を使って会話だってへっちゃらよ」なんてね(笑)。

最後に日本のファンにメッセージをお願いできますか?
もちろんよ! 録音のほうは大丈夫? ちゃんと録音の準備をしてね。これまではずっと筆記していたんでしょ(笑)(オチャメなジョークでした)。
日本の皆さん、遥か遠くの小さな国ルーマニアからやってきた私をこんなに受け入れてくださって、凄く感謝しています。また日本に行って、ファンにサインしたり、歌ったり出来るのが楽しみで、今から待ち切れないです。日本の人たちは、私にとって本当に、本当に、凄く特別な存在です。

電話インタビュー 聞き手: 村上ひさし

「Cola Song feat. J.Balvin」、「Good Time feat. Pitbull」、「Take Me Higher」は、iTunes Storeやレコチョクなどの音楽配信サイトにて絶賛配信中!

 

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