1980年代から活動をはじめ、ダンサブルでアップリフティング、華やかなサウンドと虚無的な透明感を漂わせるヴォーカルを併せもつ、ニール・テナント(ヴォーカル)とクリス・ロウ(キーボード)の唯一無二の個性派デュオ、ペット・ショップ・ボーイズが約3年振りの新作『スーパー』を4月1日に日本発売する事が決定。CD、LP、デジタルの各フォーマットは、それぞれのジャケット写真の色が違う趣向を凝らしたものになる。
 
新作はロンドンとベルリンで作曲され、前作『エレクトリック』に引き続き、マドンナ、カイリー・ミノーグ、ニュー・オーダーなどを手掛けてきたスチュアート・プライスが起用され、プロデュースとミキシングをロサンゼルスで行った。
 

新作の発売後、ペット・ショップ・ボーイズは、7月20日から23日の間、ロイヤル・オペラ、ロイヤル・バレエ団らの本拠地として使用されているロンドンにある歌劇場“ロイヤル・オペラ・ハウス”にて、4回の非常に特別な滞在公演を行うことも決定。アルバム収録曲でもある『インナー・サンクタム』と題されたこれらの公演は、ペット・ショップ・ボーイズの会場に特化した新しいショウを観る唯一の機会となる。演出はペット・ショップ・ボーイズのデザイナーを長年務めるエス・デヴリンと、振付師のリン・ペイジが手がける。
 
ファースト・シングルは90年代の初期ロンドンのクラブ・シーンを彷彿させるアンセミックな「ザ・ポップ・キッズ」と言うタイトルに決定。今後日本でもアルバムのデジタル配信予約がiTunesにてスタートする、予約特典として先行トラック「インナー・サンクタム」が即時ダウンロード出来るようになる予定。
 

ペット・ショップ・ボーイズは「スチュアート・プライスとまたスタジオに入れたのは最高だったね。『エレクトリック』の続きから始めて、結果にワクワクしているんだ。しかも、エレクトロニック・ミュージックをロイヤル・オペラ・ハウスに持っていけるのがとても楽しみだね。あれほど壮大で美しい会場に。僕たちにとってはとてもスペシャルな4日間になるよ。今年はイギリスでのコンサートはこの時限りなんだ」と語っている。
 
本国イギリスにおいて、これまでに22曲のTOP10ヒットを持ち、うち「WEST END GIRLS」、「IT’S A SIN」、「ALWAYS ON MY MIND」、「HEART」の4曲がチャートのナンバー1を獲得。また、1986年のデビュー・アルバム『ウエスト・エンド・ガールズ』から、2013年のアルバム『エレクトリック』の計12作のスタジオ・アルバム全てが全英アルバム・チャートのTOP10入りを果たしており、まさに英国を代表するアーティストと言える。
 
新作『スーパー』は、100%エレクトリックで100%ダンサブルだった前作を超える、新たな作品になるに違いない。