2015年5月19日 渋谷Sound Museum Visionにて大規模なDJ集会が行われた。その時には改正風営法によるDJを含めたアーティストやプロモーター、店舗経営者など、ナイトエンターテインメント全体への疑問や問題など様々な意見や思いをそれぞれの視点で話し合った。

それから1年、6月23日から風俗営業法が改正され、条件付きで朝5時までのクラブ営業が解禁される。その改正を前に6月22日に記者発表会が行われる。現状の問題はまだまだ山積みで改正と言ってもすぐに諸手を挙げて喜べる状況ではない。とても大きな問題を身近な関係者を含めての情報交換として再度この記者発表会にも注目をしてほしい。

先日iFLYERでも取り上げた、「Zeebra氏が【渋谷区観光大使・ナイトアンバサダー】に就任!」のように悪いニュースばかりではなく、時代とともに法律は改正されるべく、今回の風俗営業法の実態の見直しに至ったということは日本にとってとても意味のあることではある。「風営法変えた戦略的ロビー活動 Zeebraが語るストリートの思想」や「NOON裁判 無罪判決全文」のようにとても前向きなトピックも上がってきているが、全国の店舗にすべてそれが当てはまるわけでもなく、今後どのような見直しとこの改正の抜け穴などいろいろな視点で話し合いの場になるきっかけになってくれることを期待したい。今後の日本が決して「踊れないナイトエンターテイメント」を発信することの無いように。

改正風営法施行前日の6月22日には同じく渋谷Visionより、CCCCで記者発表会を行う。夜には有志のDJ達でDOMMUNEに集まり話し合う番組が決定。6月23日の午前0時ジャストには渋谷の駅前を含めた全ての街頭ヴィジョンを使いZeebra氏の「今夜から日本のナイトエンターテインメントが変わる」という1分間のメッセージを流す予定、23日は午前6時から渋谷円山町の早朝清掃(※雨天のため延期)も行われる。
 
6/22(水)19時~24時半
DOMMUNE~THE SHAPE OF CLUB CULTURE TO COME~
http://www.dommune.com

司会 : 磯部涼
日本のクラブカルチャーはどこに向かうのか?長い歴史の中で時には地下を掻い潜り、時には地上を席巻し、国際的な相互影響の中で成長し、ゆっくりと、じっくりと。GROOVEと共に浸透してきた日本のクラブカルチャー。

多くの担い手がいて、それぞれがそれぞれの活動を続けてきた中で・・・いま、どのような状況なのか?この先、どうなっていくのか?未来は明るいのか? そもそも、日本にクラブカルチャーはあるのか?

2016年6月23日に改正風営法が施行される。この改正にはどのような意味があるのだろうか?議論が必要な論点はたくさんある。DOMMUNEで、このタイミングだからこそ徹底的に話し合う番組を用意しました。

1部では先日、アムステルダムで開催された第1回ナイトメイヤーサミットの内容を、参加してきたZeebraとDarthreiderがレポート。

2部では長年風営法改正ロビー活動にも関わってきたWatusiがDJ AMIGAと日本のクラブカルチャーに関わってきたYAMAを交え改正風営法を解析。

3部ではDJ EMMAがホストの「EMMAの部屋」に、クラブカルチャーに関わる様々な人を招いてトーク。
ここに答えがある、のではなく、対話と議論を通じて種を探り、向かうべき方向を見出す。
スピーカー : HIROSHI WATANABE、須永辰緒、DJ Dragon、DJ Shufflemaster、VENUS KAWAMURA YUKI(しぶや花魁)、Nagi (Dazzle Drums)、Nari(iFLYER)

4部 DJ Time
須永 辰緒
DJ EMMA