Adesse Versions。まだ馴染みのない名前かもしれないが、過去にテクノ界隈で名を馳せ、BerghainのレーベルOstgut Tonや、Cocoonからもリリースするなど異色の経歴を持ったイギリス人プロデューサーKevin Gormanの新たなプロジェクトである。当時Kevinがベトナムに住んでいた際に、Boiler Roomで披露した自身のダブ・プレート(正規に流通しないレコード)のみでのセットが話題を生み、これらの謎の楽曲はGilles PetersonやDerrick MayそしてLarry Heardにいち早く支持されることになった。その後もLocal Talk、Numbers、Toy Tonicsなど、ヨーロッパを代表するディープハウスの名門レーベルからリリースを重ね、Boiler Roomへの2度目の登場、Rinse FMでのミックスが話題を呼んだ。
 

そして2016年11月、Detroit Swindle主宰のHeist Recordingsから’’Push it along EP’’をリリース予定。すべての音楽偶像に敬意を持ちながら、時代を超越した音楽制作を行うことで現代のハウスシーンに新しい風をもたらしている。