2017年2月12日(日本時間13日)、ロサンゼルスのステープルズ・センターにて開催された第59回グラミー賞授賞式。デヴィッド・ボウイは昨年発売されたアルバム『★』(Blackstar)より、5部門に渡ってノミネートされていましたが、「最優秀ロック・ソング」(Best Rock Song)を始め、「最優秀ロック・パフォーマンス」(Best Rock Performance)、「最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム」(Best Alternative Music Album)、「最優秀レコーディング・パッケージ」(Best Recording Package)、「最優秀アルバム技術賞(クラシック以外)」(Best Engineered Album, Non-Classical)のノミネートされていた5部門全てを受賞し、アデルと並び最多受賞となりました。

これまでグラミー賞では、1985年に最優秀短編ミュージック・ビデオ賞を「Jazzin’ For Blue Jean」で受賞、特別功労賞生涯業績賞を2006年に受賞していましたが、音楽部門での受賞は今回が初。

昨年の1月8日ボウイの誕生日に発売されたアルバム『★』は、アメリカ、イギリスをはじめとした20カ国以上の国で1位を獲得、2016年のNewsweek、MOJO、Q Magazineなどの各メディアでの年間アルバムの1位を獲得。来週、2月22日(現地時間)O2アリーナにて開催される、英国のグラミー賞とも呼ばれるブリット・アワード(http://www.brits.co.uk/)でも「最優秀ブリティッシュ・アルバム」(Mastercard British Album Of The year)、「最優秀ブリティッシュ男性ソロ・アーティスト」(British Male Solo Artist)の2部門に渡ってノミネートされている。

また現在、「20世紀で最も影響力のあるアーティスト」デヴィッド・ボウイの世界観やキャリアを総括した大回顧展「DAVID BOWIE is」が天王洲、寺田倉庫G1ビルにて4月9日まで開催中。

ボウイの息子で映画監督のダンカン・ジョーンズが、父の偉業を素敵な写真とともに自身のツイッターで祝福しています