DiploSkrillexの2人によって結成されたユニット、Jack Ü。2013年のMad Decent Block Partyで初披露し、アルバム「Skrillex and Diplo Present Jack Ü」が大ヒット。ダンスミュージックシーンのトレンドを揺るがすものになった。

グラミー賞も複数受賞し、順調に進んでいると思われていた2016年の8月、SkrillexがTwitterでこのような投稿をした(その後削除)。
2016年の最後のJack Üとしてのフェスを今終えた。今後のJack Üとしてのフェスは、かなり長い間ないかな。今日(Creamfields Festival)にサポートとして来てくれたみんなありがとう!この発言をきっかけにJack Üの活動は休止状態に。休止の原因も明かされないまま、半年以上が経った。Jack Üの活動再開を誰もが待ち望んでいるは言うまでもないが、オーストラリアのメディア"inthemix"がDiploにQ&Aセッションを行い、Jack Üの活動休止の核心に触れた。

いま自分はMajor LazerとDiploの名義での制作に時間を費やしている。Jack Üの方は複雑なんだ。SkrillexはAtlantic(アメリカのメジャーレーベル)とサインした。おれはメジャーレーベルが嫌いだ。彼らと一緒に何かをやるのはとても面倒なんだ。だからメジャーレーベルの人とは何もしたくない。
と、Diploのポリシーを語った。Skrillexがメジャーレーベルと契約したことにより、Jack Üとしての活動が難しくなったことを明かした。もちろん、これだけが活動休止の原因ではないだろう。だが、2人の音楽面以外の方向性が明らかに違っていたというのはまぎれも無い事実だ。

世界のトップを走る2人が同じステージで、Jack Üとして帰って来る日を心待ちにしよう。