昨年のageHa周年パーティで来日した際に日本のダンスミュージックシーンについてビデオブログで熱く語ってくれたLaidback Luke。彼のビデオブログは「DJのリアルな生活」をポリシーにし、派手に飾ること無くツアー中の様子を写し続けてきた。

そんなLaidback Lukeはフェスでよく見かけるアーティストたちのDJセットのイントロの必要性について疑問を投げかけた。アーティストによっては5分近くイントロを長すこともあり、オーディエンスの中にはイントロの存在そのものに疑問を抱いている人は少なからずいるだろう。


この疑問に関するインタビューに答えたのはロックスターでありDJのTONY JUNIORと、オランダで人気のYoutuberのMARTHIJIN PONKERS、そしてFEDDE LE GRANDBLASTERJAXXのTHOMの4名。この4名は総じてイントロの存在に対して肯定的であった。特にBLASTERJAXXのTHOMは「6年近くずっと使っていて、自分たちのショーにオーディエンスたちの意識を向けるために必要」と話していた一方、FEDDE LE GRANDは「イントロはいつもやっているわけではない。それにイントロは大々的にやるのではなく、あくまでミックスが大事。」と話していた。

それに対して、Laidback Luke自身の意見は「イントロは好きではない。イントロは大げさなエゴの様に感じるし、まるで王様や史上最高のDJがステージに現れるみたいな感じがする。」という否定的な意見だった。

DJのイントロというものはオーディエンスを引きつける上で必要なものである反面、ダンスさせることやより長い時間ミックスをすることを重視すれば必要ないという意見に割れる。このような正解の無い問題に疑問を投げかけているあたりもLaidback Lukeらしさがある。