ブレイクビーツサウンドにキックとベースを強調した重低音が特徴のドラムンベース。ダンス・ミュージックの中でもBPMが速めで疾走感のあるサウンドにハマる人も多いだろう。ドラムンベースは90年代初頭のイングランドで発祥したと言われている。生楽器をサンプリングしたファンク・ジャズのようなベースラインが特徴の初期のものから、Pendulumのようにロックと融合させたタイプのものなど、時代の流れとともに多様なサウンドが生まれてきた。日本でもドラムンベースを軸にしたパーティは多く開催されており、注目されているジャンルのひとつだ。
今回は、上半期に注目されたドラムンベースの楽曲をiFLYERがピックアップしてご紹介!
1. Andy C - What Bass
DJ/プロデューサー、そしてドラムンの最大手レーベルRam Recordsの主宰としてシーンを牽引してきたAndy Cが、今年初のシングルとして4月にリリースした一曲。サンプリングされたシャウトとうねるようなヘビーなベースラインがクセになる。
2.The Prototypes - Electric
Chris GarveyとNick Whiteによるブライトン発のデュオThe Prototypesによるこの曲は、フリーダウンロード音源としてリリースされた。「Electric」という曲名通り、多様なエレクトロで耳に残るシンプルなメロディーラインと、曲中で変化するビートによってストーリー性を感じさせる。
3.Dimension - Beg & Borrow
MTA Records所属、ロンドンを拠点に活動しているDimensionがドロップする曲は、シンプルな中に中毒性アリ。
4.Delta Heavy - Kaleidoscope
Ram Records大注目株Delta Heavyによるエモーショナルでバリエーション豊かなトラックは、ダンスフロアを熱狂の渦に巻き込んでいる。メロディアスな女性ボーカルが美しいリキッドファンク・サウンドで聴きやすい一曲。
5.S.P.Y - Losin' Sleep
プロデューサーとして多彩な手腕を発揮しているブラジル出身のS.P.YことCarlos Lima。London ElektricityによるレーベルHospital Recordsから6月23日にリリース。現在、beatportのDrum&Bassのトップチャートで6位にランクインしている。