James Blake(ジェイムス・ブレイク)、Jamie xx(ジェイミーxx)に続いて、その飛び抜けた才能に注目が集まっている若干20歳の新鋭、Tom Misch(トム・ミッシュ)が、待望のデビュー・アルバム『Geography』から、「South of the River」「Movie」に続く新曲、「Water Baby」を公開した。本楽曲には、Tom Mischの長年のコラボレーターであり、BBCが毎年、その年活躍が期待される新人をリストアップし発表する〈Sound Of 2016〉でノミネートされ、Joey Bada$$(ジョーイ・バッドアス)やNas(ナズ)のUK公演でサポートを務めたラッパー、Loyle Carner(ロイル・カーナー)がフィーチャーされている。

Tom Misch - Water Baby (feat. Loyle Carner)

南ロンドン出身で、友人同士でもあるTom MischとLoyle Carner。二人の他にも、Jordan Rakei(ジョーダン・ラカイ)、Cosmo Pyke(コスモ・パイク)、Carmody(カーモディ)といったニュー・アーティストを多く輩出している現在の南ロンドン・シーンにおいて、二人の活動や作品は、それら才能溢れる同世代のアーティストたちが繋がり、コラボレートするハブとしての機能も果たしている。

Tom Misch ft. Carmody, Loyle Carner & Jordan Rakei | Mahogany Session

常に時代の先端をいく新たな才能を生んできたロンドンにおいて、今一心に期待を集める新鋭、Tom Misch。John Mayer(ジョン・メイヤー)の影響を感じさせるメロウでカラフルなソングライティングと甘いヴォーカル、またLianne La Havas(リアン・ラ・ハヴァス)やMos Def(モス・デフ)、Busta Rhymes(バスタ・ライムス)らのリミックスも評価を受けるなどトラックメイカーとしての才能にも注目され、セルフリリースで発表してきた『Beat Tapes 1』『Beat Tapes 2』『Reverie EP』『5 Day Mischon EP』は、合計で1億4千万回を超える驚異的なストリーミング再生数を記録中。2016年に発表されたフランスのマルチ・インストゥルメンタリスト/プロデューサーであるFKJとのコラボ・トラック「Losing My Way」もYouTubeで500万回以上再生されている。

Fkj & Tom Misch - Losing My Way

昨年は、公式デビュー前にもかかわらず、Norah Jones(ノラ・ジョーンズ)、Robert Glasper(ロバート・グラスパー・エクスペリメント)、 The Cinematic Orchestra(ザ・シネマティック・オーケストラ)、Warpaint(ウォーペイント)らも名を連ねたロンドンのサマセット・ハウス主催イベント『Summer Series』において、ヘッドライン公演を即完させ、UK、ヨーロッパ、USツアーもソールドアウトさせるなど、ライブ・アクトとしての注目度の高さも証明してみせたTom Mischは、今年コーチェラへの出演も決定している。

期待の新鋭、Tom Mischのデビュー・アルバム『Geography』は、4月6日 (金) に世界同時リリース!国内盤には2曲のボーナストラックが収録され、歌詞対訳と解説書が封入される。iTunesでは『Mastered for iTunes』フォーマットでマスタリングされた高音質音源での配信となり、アルバムを予約すると、公開中の「South of the River」「Movie」「Water Baby」の3曲がいち早くダウンロードできる。