スウェーデンの3人組インディー・ポップバンドMiike SnowのメンバーであるChristian Karlsson(Bloodshy)と、Linus Eklöw(Style of Eye)からなるEDMエレクトロ・デュオのGalantis(ギャランティス)。クラブのピークタイムでは必ずと言っても良いほど彼らの曲がプレイされ、ダンスミュージックシーンにおいて欠かせない存在となった。

4月7日、Galantis初の日本単独公演は彼らにとって、そして彼らのファンにとって、一生忘れることのない一夜になった。その模様をレポートする。

19時の開演と共にステージに現れたのは日本発の覆面ユニット、AmPm。彼らはデビュー1年にして本場、ULTRA MUSIC FESTIVALの大舞台を経験した今回が日本初ライブ。文字通り"逆輸入"ユニットである彼らのセットはムーディでチルな選曲でオーディエンスを心地よく横に揺らす。終盤にはゲストボーカルにNao Kawamuraを迎え「I don't wanna talk」を含む3曲を披露し、最後はリリース前の未発表曲をプレイし、

続いて現れたKSUKEは日本トップクラスのDJ/プロデューサー。ULTRA MUSIC FESTIVAL常連組である彼は、この日も1曲目でフロアを見事にロック。マイクで「1,2,3,4!!」と煽るとそれに合わせて観客もジャンプ。まるでロックスターのライブを見ているようなパワーに満ちたKSUKEのライブは「BREATHE AGAIN」,「POOL」のオリジナル曲に続いて新曲「Favorite Mistake(feat. Sidnie Tipton)」を披露しフィニッシュ。

そしてみなさんお待ちかね、本日の主役Galantisの登場!「Runaway (U & I) (Live Intro Mix) 」からTJR 「Time To Jack」に変わる、Galantisの定番エディットでスタート!ドロップに入った瞬間、隙間が見つからないほどにフロアに詰めかけたオーディエンスの歓声が鳴り響いた。GalantisはDJ中に、ステージに設置されたドラムを叩く、DJ&Liveセットでもおなじみだが、今回もドラムを叩きながらオーディエンスの歓声を誘っていた。


今回のライブを通して、Galantisのヒット曲の多さを痛感させられた。序盤から「Hunter」や「Tell Me You Love Me」、「No Money」などGalantisの音楽性を体現する合唱モノのアンセムソングを連発し、あまりのハイペースに後半の展開が心配になったが「Love On Me」や「Rich Boy」、「True Feeling」「Peanut Butter Jelly」など出し惜しみせず、。約1時間半のセットで休み暇すら与えないアップテンポさには圧倒された。



最後は東京のみんなに質問があるんだ!
Run Awayの用意はできてるか!?
とオーディエンスに問いかけて自身最大のアンセムソング「Runaway (U & I)」をプレイ!曲中の"Just U and I, I, I, I, I"のリリックで大合唱が生まれた。そして2人と共に盛り上がり続けた日本のファンをねぎらい、日の丸を掲げると会場から拍手と歓声が上がった。


スタートからラストまで熱狂的なライブで、感動と興奮に包まれたGalantis初の日本単独公演。iFLYERでは日本公演前に Galantisにビデオインタビューを行っているのでライブ後の熱が冷めぬうちにぜひチェックして欲しい。