本作では、『昭和40年男』が “昭和洋楽“ の起点と定義したベイ・シティ・ローラーズの「サタデー・ナイト」(昭和50年/1975年)から、“昭和洋楽”の逆輸入現象が起こったチープ・トリックの「甘い罠」(昭和53年/1978年)、空前のディスコ・ブームから生まれたアラベスクやKISS、ノーランズらのヒット曲を経て、和製洋楽の象徴、G.I.オレンジの「サイキック・マジック」(昭和60年/1985年)に至るまで、昭和40年男がティーンの多感な時期を経て大人の入り口へと差しかかる頃にぴたりとシンクロする、記憶に残る全20曲を収録。
以下は、“昭和洋楽” に関する同誌のコメント。
注目の『昭和40年男 presents 俺たちを虜にした昭和洋楽』は、9月5日(水)リリース。我々編集部は、昭和50年から昭和が幕を閉じるまでの洋楽を“昭和洋楽”と命名する。西洋料理を取り入れてアレンジしていった“洋食”と同様に、欧米を中心としたチャートを追いかけながら日本の洋楽は独自文化を創りあげた。(中略)そう、まるで洋食屋のカレーが本家本元のカレーとは全く異なる食い物になったかのごとくにだ。昭和洋楽とは「カレーのような存在なのだ」「カレー臭を放つ内容にしよう」を合言葉に、『昭和40年男』が“昭和洋楽”を音で編集するとこうなるという主張を盛り込んでみた本作は、きっと皆さんのお口に(!?)合うと信じている。(『昭和40年男』 本誌Vol.50 「俺たちを虜にした昭和洋楽」特集号より抜粋)