MV はアーティストが楽曲の世界観を伝えるには最適な機会だが、アーティストが渾身のユーモアを込めたところ、シュール過ぎる内容になってしまうことも。今回は EDM 系の楽曲の MV の中から、これは……というほどシュール過ぎるものを 5つピックアップし、ランキング形式で紹介しよう。
 

5位 R3HAB & KSHMR - Karate​


日本を舞台にした MV の中には日本人が見るとメチャクチャな日本語や間違いだらけの描写がたくさんあって、日本を題材にしてくれたのはありがたいのだが、ついついツッコミを入れたくなってしまうものが多い。

その中でもおかしな方向に振り切っているのが R3HAB & KSHMR の「Karate」。タイトルの通り、おそらく空手を題材にしていると思うのだが、金髪美女が薄着で運動しているだけだし、シャワーのシーンや水を飲むシーンなど、どう考えても色気を狙いに行ったシーンが半分を占めている。さらに、MV の途中で日本語のキャプションが差し込まれているのだが、そのキャプションの主張がやたら強いためにこの MV がどこに向かっているのか全く良く分からない。
 

4位 Major Lazer - Bubble Butt (feat. Bruno Mars, 2 Chainz, Tyga & Mystic)


Diplo(ディプロ)率いる Major Lazer(メジャー・レイザー) の 「Bubble Butt」もかなり奇妙な作品だ。MV 開始20秒から脈絡の無い展開が連続し、終わった頃には「俺たちは何を見ていたんだ...」と不思議な気持ちにさせられる。

この MV の面白いところは、まあまあ意味不明な内容なのに、CG やキャストの質はかなり高く、明らかにお金が掛かっているのが分かるところだ。
 

3位 Dillon Francis - Hello There (ft. Yung Pinch)


もはや天性とも言うべき変人、Dillon Franscis(ディロン・フランシス)はアメリカで人気のテレビ番組をいくつかパロディ。この MV に出てくる登場人物のほぼ全員を DIllon Francis 本人が演じているのだが、見事な演技能力によってみんなそれっぽい雰囲気を醸し出している。

Dillon Francis のユーモアが光っており、シュールな笑いを求め続ける彼らしい作品になっている。Dillon Franxis の曲の MV はだいたいこういう感じなので気になる方はぜひチェックを!
 

2位 Salvatore Ganacci - Horse


DJ 中に電話をしたり、逆立ちをしてみせたり、とにかく自由奔放な男、Salvatore Ganacci(サルヴァトーレ・ガナッチ)の新曲「Horse」の MV はもうチェック済みだろうか。

動物に虐待する人たちに Salvatore Ganacci がお仕置きをしに行くという内容なのだが、1つ1つのシーンにシュールさが詰め込まれた内容になっている。異様に上手い Salvatore Ganacci のダンスも見どころの1つ。
 

1位 LITTLE BIG – SKIBIDI


ロシアのレイヴバンド、LITTLE BIG(リトル・ビッグ)の「SKIBIDI」はシュールさを超えて中毒性すらある MV が昨年話題になった。内容は、色んな人が究極にダサいダンスをずっと続けているだけなのだが、ダサ過ぎてずっと見ていられる。
 

様々なアーティストのシュールな MV を5つ紹介したがいかがだっただろうか。ここで紹介された曲の他にもシュールな MV を発見したら、ぜひ Twitter でこの記事を引用 RT して教えてほしい!

Written by So-on