最強不屈のロック・プリンセス Avril Lavigne(アヴリル・ラヴィーン)が通算 6作目となる最新アルバム『Head Above Water』収録の楽曲「I Fell In Love With The Devil」のミュージック・ビデオを本日(7月16日)公開した。この曲に関して

「自分の心と頭が葛藤することがあって、自分でも何かおかしいと気づくけれど、その頃にはそこから抜け出すのが難しくなっていることがある・・・そんな状況を歌った曲よ。」

と解説していたアヴリル。そんな彼女のアイデアとヴィジョンを元に総合プロデュースを手掛けたこのミュージック・ビデオでは、自身にとって有害な存在を手放すまでの内面の葛藤を描いており、最後には自分自身のためにその彼に背を向け、彼の元を立ち去るという決断をした凛々しい姿が描かれている。
 

ロサンゼルスで撮影されたこの約 5分弱のビデオ内では、Avril Lavigne は 5つの衣装を着こなしており、それぞれ異なった雰囲気を醸し出している。髪をアップにまとめ霊柩車を運転するミステリアスな Avril、棺の中で純白のドレスで横たわる Avril、手に十字架を持ち、漆黒の修道女のような服装に身を包んだ Avril、真っ赤なケープとシンプルなロングドレスで彼と対峙する Avril、そして幾重にもレースが重なった真紅のドレスを豪華に広げグランドピアノを弾く Avril だ。ヘアスタイルやメイクもそれぞれ衣装に合わせて変化しており、そこにも Avril Lavigne のこだわりが見受けられる。

 
6月には、今年 2月に発表した<復活>アルバム『Head Above Water』をひっさげて、9月から 10月にかけてアメリカとカナダの計 15か所をまわるツアーの開催も発表された。チケットの収益はライム病を始めとする難病患者を支援するための自身のチャリティ財団「アヴリル・ラヴィーン・ファンデーション」に寄付される。本日公開されたビデオで力強くピアノを弾く姿を披露した Avril Lavigne に、日本ツアーも期待せずにはいられない。