イギリスの2020年のフェスティバルシーズンまで新型コロナウイルス感染防止による余波が及ぶ可能性が高まる中、イギリス中のパーティーファンは、違法レイヴに目を向け始めているという。

今週、マンチェスター、リーズ。スタッフォードシャーの一連の野外パーティーが、国の新型コロナウイルスの規定を破って開催され、1980年代後半に見られたカウンターカルチャー運動からそれほど時を隔てずして現代の「Summer of Raves(レイヴの夏)」を引き起こすきっかけとなりそうだという。

1980年代後半の「Summer of Raves」についてはこちらの動画をチェック!

彼らはそれを水面下で行うため、自発的に計画されたイベントは、最後の最後でその場所をソーシャルメディアでのみ公開している。ノッティンガムを拠点とするクラブプロモーターの James Morsh は、このイベントについて次のようにコメントしている。

「数人の若者が数百人の人々を招く。情報は Snapchat にあり、誰もが「それはどこなの? ああ、デイジー・ヌークね」となって、そこに行く。そういった方法で広まっていくんだ」

「Quarantine Rave」と名付けられたデイジー・ヌークでのイベントには、4,000人を超える参加者が集まったという。

Night Time Industries の最高経営責任者である Mike Mill は、この出来事は現在のパンデミックと直接的な相関関係があると述べている。

「今日の若者は、外に出て、誰かと関わりたいと思っている。現在、社会的に飢えている人々はたくさんいる。人々は長い間、壁の中に閉じ込められてきたため、これらの違法レイブが出現し始めているのだ」

James Morsh はこれに同意する。

「89年の夏を知っているだろうか? これはその規模での新しい革命だと思う。すべてのクラブが閉鎖され、誰もが家にいて、人々は家に3か月間篭って感染防止のために協力してきたんだ」