アメリカの大リーグ(MLB)が7月末から約4か月遅れて開幕した。新型コロナウイルスの影響もあり、メジャーリーグは現在無観客で試合を行っている。だが、無観客では選手たちのモチベーションが上がらないだろうということで、観客として「テディベア」そして「パネルの人間」が観客代わりに設置されている。

▼テディベアとパネルの観客実際の映像


そんな中、先週木曜に開催された、アリゾナ・ダイヤモンドバックス VS. オークランド・アスレチックス の試合中、アリゾナ・ダイヤモンドバックス の  Ketel Marte(ケテル・マルテ)選手のバットから撃たれたファウルボールが不運にも観客として座っていた1匹のテディベアの顔面に直撃してしまった。

▼実際の様子がこちら。
▼テディベアの顔面に当たった瞬間のスローモーションがこちら。
上の映像でも分かるように、テディベアの頭にクリーンヒット! 頭が揺れる程の大打撃となっており、これが人間だったら怪我は免れなかったことだろう。中継解説者は、「あんな物凄い当たり方をしているのにテディベアは微笑んでいます。見てられないよ!」と、ユーモラスなコメント。

その後、テディベアは頭に包帯を巻かれ、翌日の試合にも観客として無慈悲に駆り出されている。

テディベアは少し息苦しさを感じていましたが、脳震盪でないことを確認し、今夜の試合には参加することができます。テディベアのお隣に座っている方は、万が一のためにヘルメットを用意しています。

テディベアがスポーツシーンに駆り出されるのは大リーグに限らず、アメリカアイスホッケー(NHL)のゲームでも、テディベアが氷の上に投げ込まれるという恒例のジョークもある。ちなみにアイススケート​、羽生結弦選手が滑った後は、毎回大量の「くまのプーさん」がリンクに投げ込まれ、氷上が黄色に染まることでも有名だった。(※現在は全面禁止)。そう考えると、くまとスポーツは切っても切れない縁なのかもしれない……世界中のクマさんたち、お疲れ様です。