イギリスの General Certificate of Secondary Education / 日本語:一般中等教育修了試験(通称:GCSE)の科目の1つとして、正式に "DJ" が追加されることが決定した。

※GCSEとは...?
GCSE(General Certificate of Secondary Education)/ 一般中等教育修了試験 とは、イギリスの国家試験。GCSE 生は授業科目を選択し中学3年、高校1年を通して授業を受け、高校1年の終わりに最終試験を受ける。イギリスではこの最終試験に通ると、義務教育を修了したことになる。

2018年、DJ デッキを含む CDJ 機材はGCSE プログラムの公式楽器となったが、新しく"DJing(DJ する事)" の採用も決定したそうだ。どんなジャンルでも認められてはいるが、特に「Grime」や「 Hip-Hop」に関連するジャンルが対象となっている。

これにより、CDJ 機材は、"クラシック" や "ジャズ" の楽器と同じカテゴリーに入ることに。プロの DJ たちと、このプログラムのインストラクターである Austen(オースティン)そして Scott Smart(スコット・スマート)がこのカリキュラムを支えている。生徒たちはこのプラグラムを既に活用しているそうだ。


DJing(Djする事)で、創造的な学業として学んだあと、他の科目を勉強すると、更に学べると答えた人もいるそうだ。

試験を作成している Sandra Allan(サンドラ・アレン)氏は、この科目が追加されることについて以下のようにコメントしている。

「こういった楽器(CDJ 機材)に容易に接触できる機会が増え、多様性の向上により、生徒が思いつかなかったような考えを与えられるチャンスとなります。目標は、より多くの生徒が音楽への更なる可能性を見出し、野心のある DJ たちが、この教育を通じ更に情熱を追求することです」