Mysteryland、Defqon.1 Weekend Festival、Amsterdam Open Air、Welcome to the Future 等のフェスティバルで知られるオランダのダンスプロモーター企業 ID&Tが、新型コロナウイルスの影響によりコアビジネスが完全に停止しており、その影響で企業が大幅な再編成を行い、40%の仕事が削減されるとスタッフに通知したとのことだ。

ID&T は、事業存続計画が完成する前にスタッフにアイデアを募ったが、結果として多くの仕事が失われることとなってしまった。

ID&T の CEO である Ritty van Straalen は、以下のように述べている。

ID&Tは、同じ情熱を持つ親しい友人のグループから生まれたもので、人々を結びつけるものだ。この文化は、ほぼ30年経った今でも、会社の基盤となっている。

従って、これは ID&T にとって、そしてもちろん全ての従業員にとって非常に困難で感情的な時期となっている。この危機が我々の業界に与える影響は、前例のないものだ。

我々も政府の規制を利用し、今年初めに保険の適用の可能性についての論争で、4つの保険会社のうち3つと和解に達したが、損失は莫大な割合を占めており、次に何が起こるのかについて、明確な見解はない。

残念ながら、これは我々にとっても、完全に稼働するまでにかなりの時間を要する可能性がある。より悪いシナリオへの準備を避けられないことを意味している。

8月、ID&T はパンデミックのため、Awakenings を含む今年開催予定だったフェスティバルと、ID&Tが最も長年に渡って開催している EDM フェス の Mysteryland をキャンセルせざるを得なかった。


パンデミックが発生した時点で、ID&Tは7月10日〜8月17日にかけてオランダのキャンプ場で開催された Tijdloos 等のソーシャルディスタンスを保つことができるキャンプフェスの開催に事業の主軸を移していた。