Billboard(ビルボード)は、Ultra Music Festival の主催者が、2021年度の開催をキャンセルにすることを計画していると報じた。

これは Billboard が入手した文書により明らかとなったもので、文書の日付は、2021年1月21日付となっており、UMF の担当弁護士である Sandy York からマイアミ市長の Arthur Noriega 宛のものであるという。
Sandy York は、マイアミ市がフェスティバルの開催されるベイフロントパークのライセンス契約で「不可抗力」条項を発動すると予想していることを明らかにしており、この条項は、契約履行を妨げるパンデミック等の予期しない状況が原因で実施されるものであるとのことだ。

Sandy York は、UMF が2020年にキャンセルした理由と同じく、2021年も新型コロナウイルスが開催にとって脅威であると考えているとのことだ。
現時点でまだ正式な発表はないものの、Sandy York は上の書簡の中で、Ultra がベイフロントパーク円形劇場にて2022年3月25日〜27日の日程での開催を正式に要求しているとのことで、マイアミ市による許可を Ultra の主催者が待っている状況であると Billboard は報告している。

UMF の主催者は、以前2020年の UMF の開催キャンセルについて、イベントは「延期」するとして、チケットの払い戻しを拒否し問題となった。
UMF は、チケットは延期される2021年または2022年の開催に使用できるとチケット購入者に通知したが、人々がどうすうかを決めるための期間を30日しか与えなかったため、ダンスミュージックコミュニティからの大きな反発を引き起こし、2020年11月にチケット購入者たちが集団訴訟を起こし、現在仲裁中となっている。

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