ワクチン接種がスタートしてはいるものの、未だ新型コロナウイルスの感染拡大が収まらないイギリスでは、現在も引き続き新型コロナウイルスのガイドラインに沿った生活様式を余儀なくされているが、パーティー好きな若者を中心に、違法レイヴが後を絶たない。見兼ねた政府により違法なイベント開催に対する罰則は強化されているものの、それすらパーティー好きなレイバーたちを止めるためには力が及ばないようだ。

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新型コロナ対策で大規模パーティー主催者には最高10,000ポンド(約141万6000円)の罰金が課せられるイギリス、ハウスパーティーの主催・参加者への罰金も800ポンド(約11万3000円)に引き上げ



先週末、イギリスで「Covid Rave」と名付けられた違法レイヴが廃墟となった倉庫で開催される予定となっており、事前にこのイベントのチケットは何百枚も販売された後だったが、主催者がイベントの準備のために倉庫に到着したところ、イベントの開催を察知していたノーザンブリア警察によって逮捕された。
警察は、コンサートの備品や麻薬も押収、その後、チケット購入者たちにはソーシャルメディアを通じて警察から外出禁止令が発令されたとのことだ。

巡査長補佐の Neil Hutchison は、これを非難し、パンデミックでなかったとしてもこの事件は違法であると述べた。

「このイベントは広いマーケットで、チラシが配布され、何百人もの人々にチケットが販売された。パンデミックの真っ只中でなっかったとしても、これは違法だろう」

「しかし、地域全体が新型コロナウイルスの蔓延と戦うために一生懸命働いている間にレイヴを主催することは、完全に無責任であり、信じられないほど危険だ」

現在、新型コロナウイルス関連の規制に違反して集会を主催する主催社には、最高10,000ポンド(約143万円)の罰金が科せられる可能性があるが、レイヴ大国イギリスにおいて、それでも違法レイヴの開催は後を絶たない。