ミレニアル世代の天才プロデューサーとして、ここ日本でも根強い人気をもつ Porter Robinson(ポーター・ロビンソン)が4月23日に発売予定である最新アルバム『ナーチャー』内収録曲「Look At The Sky」の MV を公開した。 
 

「Look At The Sky」は昨年5月に収益を全てコロナウィルス救済支援に寄付した Porter Robinson 主催のオンライン・フェスティバル <Secret Sky Music Festival> 内で演奏され、ファンの間でも長い間リリースが噂されていた楽曲だ。ダンサブルなエレクトロ・ポップチューンでありながらも、切なさが残る繊細なメロディとピアノの音色が印象的で Porter のボーカリスト、ソングライターとしての実力が存分に発揮されている。この楽曲について Porter は以下のように語っている。

「希望についての歌なんだ。絶望的な気持ちになることもあるけれど、物事はきっとよくなるという気持ちを持たなければ、状況を変えることはできない。それが希望というもので、養う価値のある感情だと思うんだ」

青い空の下、幽霊のようなキャラクターたちに囲まれながら歌い、演奏する Porter の姿がどこか儚く、印象的なこのビデオは昨年リリースされた「Something Comforting」のビデオと同じく Chris Mur が監督し、ビリー・アイリッシュやジャスティン・ビーバーの振り付け師 Matty Peacock が振りを担当している。 

また、Porter 自身も The 1975 のアート・ワークを手掛ける Samuel Burgess-Johnson と共にクリエイティブ・ダイレクターとしてこのビデオに関わっている。

「僕たちはこの世界に貢献していて、たとえ死んだ後もそれが残っていくということを表現したかった」

「部屋の中で1人きりで音楽を作っていても、本当に1人でやっているわけではないんだ。ピアノもコンピューターもソフトウェアも、メロディやコード、ハーモニー、スケールのアイディアさえも、誰かが発明したものだ。僕たちは常に無限の数の知らない人たちと共同作業をしている。良くも悪くも、僕たちの行動の1つ1つが世界に何かを貢献しているんだ。僕たちがいなくなった時、残したものが、役に立つものであり、美しいものであることを願っている」

同時に、音楽制作について悩み、一番落ち込んでいた時にこの曲を書いたと明かしており、「空を見上げて、僕はまだここにいる 来年は息を吹き返すよ 何か素晴らしいものができるはず」の歌詞のように長い葛藤の先に光を見つけたポーターの想いがまっすぐに伝わってくる。 


アルバム『Nurture』は本日 MV が公開された「Look At The Sky」に加えて、昨年リリースされた復帰シングル「Get Your Wish」や「Something Conforting」「Miller」を含む全14曲を収録し、2021年4月23日にリリース予定。海外サイトではプレオーダーが始まったが、日本でのプレオーダーは後日発表とのことなので、楽しみに待とう。盟友マデオンとのコラボ曲「Shelter」や自身のプロジェクト<Virtual Self>で精力的に活動を続けてきたポーターだが、自身の名義でのアルバムとしてはデビュー・アルバム『Worlds』以来、7年振りのリリースとなる。長年の苦悩を乗り越え、新境地を開拓したポーターの新作に期待が高まるばかりだ。 
 

【リリース情報】 
Porter Robinson | ポーター・ロビンソン 
7年ぶりの最新アルバム『Nurture | ナーチャー』 
2021年4月23日発売(プレオーダー日、後日発表予定) 
最新シングル『Look at the Sky | ルック・アット・ザ・スカイ』 

 

【プロフィール】 
アメリカ/ノースキャロライナ州出身プロデューサー/DJ 
2010年にリリースした「セイ・マイ・ネーム」という楽曲をきっかけに、翌年スクリレックス主宰レーベル<OWSLA>と契約 
シングル「スピットファイア」がBeatport1位を記録 
ザ・ケミカル・ブラザーズなどを輩出してきたレーベルAstralwerksと契約し、2014年にリリースしたフル・アルバム『ワールズ』は全米チャート初登場トップ20位入り 
2016年8月、マデオンとのコラボレーション楽曲「シェルター」を発表し、A-1 Picturesによる全編書下ろしアニメーションのミュージック・ビデオを公開 
2017年2月、日本独自コンピレーション・アルバム『シェルター: コンプリート・エディション』をリリースし、オリコンデイリー洋楽アルバム・チャートで1位を記録(2017/2/14付) 
同月にはマデオンとのジョイント来日公演をZEPP DiverCityで開催 
2017年9月<ULTRA JAPAN 2017>に出演 
2017年11月、新プロジェクト<ヴァーチャル・セルフ>としてEPをリリース 
2019年2月ヴァーチャル・セルフ、Ghost Voiceが第61回グラミー賞最優秀ダンス・レコーディング賞にノミネート。 
同年6月、アメリカ/オークランドにて音楽フェスティバル〈Second Sky〉を開催。 
2020年2月、マデオンとのコラボレーション楽曲「シェルター」が13憶ストリーミング再生を突破、アメリカ/レコード協会にてゴールドディスク認定を受ける。 
同年5月、オンライン上にて音楽フェスティバル〈Secret Sky〉を開催。総視聴者数が400万人を越え、ポーターのセット時には25万人が一斉にオンライン参加した。    
 

【関連サイト】 
日本公式サイト: https://www.sonymusic.co.jp/artist/porterrobinson 
海外公式サイト:http://porterrobinson.com/  
ポーター・ロビンソン公式 Twitter:https://twitter.com/porterrobinson