The New York Daily News によると、2018年に音楽活動をスタートしたアメリカ出身のラッパー、故 Pop Smoke(ポップ・スモーク)は、2020年2月にミックステープ『Meet the Woo 2』をリリースし全米7位を記録したが、このリリースから2週間後に射殺された。これからの更なる活躍が期待されていた矢先のとても悲しいニュースとなってしまった。
そして、同年7月に Pop Smoke の殺人にカ関与したとして、5名の男性(事件当時の年齢は21歳、19歳、18歳、17歳、15歳)が強盗殺人で逮捕され、内4名が同容疑で起訴された。
 

先日、ロサンゼルス市警の刑事は、容疑者の1人である Corey Walker(コーリー・ウォーカー)20歳が新たな証言をしたと発表した。
この証言によると、容疑者たちは Pop Smoke が所有していた数々のジュエリーとダイヤモンド入りの高級腕時計 Rolex(ロレックス)を盗む目的で、Pop Smoke が滞在していたハリウッド・ヒルズの Airbnb のアパートへ侵入したとのことだ。
 

更に、2020年5月、少年鑑別所の監房に収監されていた容疑者の1人である15歳で最年少の少年は、同部屋であった別の人物との会話の中で、自身が Pop Smoke 射殺に関与していたと自白している会話を警察によって録音された。

その内容によると、容疑者らは Pop Smoke がシャワーを浴びている間に2階の窓から侵入し、Pop Smoke にジュエリーや時計を渡すように要求。Pop Smoke と容疑者らは対立し、喧嘩となった。Pop Smoke は反撃しようとしたが、15歳の容疑者によって背中から1度撃たれた。その後 Pop Smoke は立ち上がり、階段を下っている所で、更に同少年に2発撃たれたとのことである。
 

容疑者らは大きな金の腕時計とその他のジュエリーを盗み、その後金の腕時計は容疑者らによって約2,000ドル(日本円:約217,535円)で転売されたという。

Corey Walker は Pop Smoke 強盗殺人について自身は無罪を主張。Corey Walker の弁護人は「Corey Walker は事件当日、容疑者らを乗せる車を運転するだけの、ただの運転手だった」と主張している。