フェスやイベントで DJ たちはフロアを盛り上げるために、音楽をプレイする以外にも様々な演出を行う。DJ ブースの上で踊ったり、時にはファンに対してサプライズのプレゼントを投げることも。

先日、伝説的なハードスタイルアーティストである Darren Styles がヘッドライナーを務め、イギリス・マンチェスターの O2 Victoria Warehouse にてソーシャルディスタンスを保った形でのレイヴが開催された。
そこに出演した、イギリスを拠点とする DJ/Producer の Next Generation Noise は、自身の DJ プレイの最中になかなか強烈なものをフロアに投げ込んだ。
それは……大人のおもちゃ、ダッチワイフだ。
 

投げ込まれたのは、空気を入れて膨らますタイプのビニール製らしきオーソドックスなダッチワイフで、曲のドロップに合わせて Next Generation Noise がそれをフロアに投げ込んでいる。
その瞬間、フロアはどっと盛り上がったが、その後ダッチワイフをゲットしてしまった観客も扱いに困ったのか、他の場所へと投げ返している。確かに、膨らませた状態のダッチワイフは、大きさ的にも本来の用途的にもなかなか取り扱いに困る物品だ。

観客からフロアの別の場所へと投げかけされたダッチワイフだが、フロアは社会的距離を保つために、小さな区画で仕切られており、ダッチワイフはその仕切りと仕切りの合間、人のいない通路の部分に落ちてしまっているように見えるが……この映像の後、哀れなダッチワイフがどのような運命を辿ったのかまでは、映像にないため分からない。

誰か親切な人に拾われ、大事にされていることを願いたい。