そんな「DJcity」の日本支部である「DJcity Japan」が設立10周年を記念して、交流の深い DJ へインタビューを行い映像化したドキュメンタリー映像「DeeJays’ Talk」が今週末から2夜に渡って放送されることが発表された。
▼ 予告 CM は以下
今回の映像について、DJ/音楽ライターの浦田威氏が執筆したプロローグが発表された。
「Deejay's Talk」は全編93分。前半、後半の2つに分け、2夜に渡って ABEMA HIPHOP チャンネルより放送される。視聴は無料。世界のシーンを見渡すと、優れた DJ とはトレンドを生み出したり地域に密着して文化的なコミュニティーを形成したり、またある時は斬新な楽器の演奏方法(ターンテーブリズム)を編み出したり、これまで光の当たらなかった過去の良質な音楽を掘り下げて広く世に知らしめるきっかけにもなるなど、直接的に楽器を演奏して楽曲を制作するギタリスト、ピアニスト、ドラマーなどに代表される狭義のいわゆる「ミュージシャン」たちや作曲家、作詞家たちとは異なる角度から音楽シーン、カルチャーを豊かにし、新たな価値観をもたらす貴重な存在です。
そして世界の高額所得者ランキングにも名前を連ねるような海外の著名 DJ たちを例に挙げるまでもなく、DJ シーン、DJ カルチャーが成熟している欧米の国々などでは DJ とは社会的にも認知されている立派な職業の一種なのですが、ここ日本では DJ カルチャーが正しくテレビ、メディアなどで伝えられる機会は稀で、いまだにDJ の社会的地位は低く偏見に満ちた報道や記事を目にする事も少なくありません。
それでは、ここ日本で活動する DJ とは欧米など DJ カルチャーの成熟した国々の、社会的にも認められた DJ に比べて劣っている存在なのでしょうか?
その答えはノーであると、長い歴史を持つ日本のクラブシーン、DJ シーンに敬意を払い、共に協力し歩んできた 私たち DJcity Japan は知っています。
本作品では地域に根差して数十年、音楽文化を育んできた熟練のクラブ DJ や世界的なコンペティションの優勝者、才能豊かなターンテーブリスト、新進気鋭の DJ たちなどキャリア、年令を問わず私たちがピックアップした総勢33名の優れた日本の DJ たちに密着し、誇張や装飾を廃したシンプルなインタビュー形式で「DJ」という職業を深く掘り下げています。
単に他人の音楽をかけるだけでなく、音楽にかけるマインドや技術の研鑽、社会との向き合い方、etc..
全編に渡って DJ ならではの喜びや苦悩が余すことなく表現されている本作品の中からは、DJ の知人がおられる方、DJ のご家族、そしてもちろん DJ ご本人やこれから DJ を志す方ならば共感できる部分がきっと見つかるずです。そして、「DJ とはテレビ、ドラマで見るようなドラッグ、暴力を助長するような反社会的で怪しい存在ではないのか?」といった DJ そのものにステレオタイプな偏見をお持ちの方々でも、作品を鑑賞していただければ彼ら(彼女ら)DJ が驚くほど音楽に対してピュアな情熱を注ぎ、世界と同時進行で豊かな音楽カルチャーの発展に寄与して いる重要な存在である。という事実がきっと伝わるはずです。
本ドキュメンタリー映像「DeeJays’ Talk」をきっかけに、日本の豊かな才能を持つ DJ たち、および素晴らしい DJ カルチャーが少しでも多くの方々に認知されるきっかけになることを、願ってやみません。
放送予定日時
■ 7/11(日)21:00 〜 22:00
DeeJays’ Talk 人気 DJ 達 "リアル" #1 by DJcity
視聴 URL : https://bit.ly/2SEDaDy
■ 7/18(日)21:00 〜 22:00
DeeJays’ Talk 人気DJ達 "リアル" #2 by DJcity
視聴 URL : https://bit.ly/3A7wDlL
出演キャスト
8MAN、A4 (4REST & ACKO)、BRAIZE、CAUJOON、GEORGE、HAL、HIRO IKU、 B=BALL、DopeOnigiri、HATTAN、KEKKE、MITCH、REVOLVER、U.S.K、BENKAY、FUMMY、HAZIME、KENTO、MR.SYN、RINA、YB、YUSKAY、KOYA、MINAMI、RAM、REN、S.U、SHINTARO、YOU-KI、YOUSLESS (YU-RI & YOSHY WIZER)