アメリカ・ニューヨーク市では、8月16日(月)から ナイトクラブを含む、会場、レストラン、ジムなどの屋内施設に入場する際は、必須条件として入場する際に新型コロナウイルスの「ワクチン接種証明書」を提示しなければならないという規制が施行される。これは、州内のワクチン接種率を上げる目的のために制定されており、9月13日まで施行されるそうだ。

▼ Marquee New York

ニューヨークの市長 Bill de Blasio は「今こそ人々が充実した健康的な生活を送るために、ワクチン接種を受けることが必要だと考えています。残念ですが、もしもワクチン接種をしていない場合は、多くのことに参加できなくなります」とコメント。

ワクチン接種が始まりアメリカでは新型コロナウイルスの症例数が着実に減少しているものの、新型コロナウイルスの変異種であるデルタ株の感染力が非常に強いことへの懸念が多くの都市に広がっている。アメリカ、ロサンゼルス、サンフランシスコでも、マスク着用の義務化が再開された。またアメリカでは8月6日現在、成人の70%が一度目のワクチン接種を完了しているそうだ。

ニューヨークの市長 Bill de Blasio がワクチン接種証明書の提示を義務化すると発表してすぐに、ニューヨークでのワクチン接種率が上昇したという。

New York City Health Department のデータによると、7月26日の週にワクチン接種を受けた人口は約8万人で、7月の第1週目に比べると39.5%増加したとのことだ。また7月30日に第1回目のワクチン接種を受けた人数は15,440人で、約1ヵ月ぶりに1日の接種人数が増加したという。

現在、新型コロナウイルスの平均症例数は、1日1,275人となっている。