オンラインチケット販売サービス Tick Pick が、過去にアメリカで開催された音楽フェスに参加したことがある1,000人を対象とし、フェスチケットの売れ行きから人気のヘッドライナー、果てはドラッグや SEX に関する項目、そして新型コロナウイルスに対する意識調査まで、様々な項目の調査を実施、結果が発表されたので、一部を抜粋してご紹介したい。

チケットの売れ行きが好調だったフェスのトップは Rolling Loud Festival、2位が CMM Music Festival、そして3位が Bonnaroo と続いているが、これに関しては今年 Coachella、EDC、Ultra 等が開催延期となっているため、これらが開催される際にはまたランキングはだいぶ変動してくるのではないかと見られている。


そしてフェスでのセクシャルな経験に関する調査結果では「フェスティバルでどんなプレイをしたことがあるか」という調査結果にて Lollapalooza 参加者の28%がアナルセックスを、32%がグループセックスを、24%が濃厚なペッティングを経験しており、また Coachella 参加者の29%が本番行為を、23%がキス、33%が相互オナニー、そして28%がオーラルセックスを体験しているとのことだ。


これらの結果は、フェス開催の場所やシチュエーションが大きく関係しているかもしれない。例えば、キャンプサイトがあるフェスや茂みが多いフェスでは SEX はしやすくなるし、アリーナ開催のフェスはなかなか難しくなる。また、性に対して開放的な文化を持つフェスでは、グループセックスやアナルセックスをしやすくなる傾向にあると言えるだろう。

また、フェスにおけるドラッグ(お酒を含む)の使用に関するアンケート結果では、回答者の46%がドラッグはフェスを楽しむために必要であると答えている。
65%の参加者がアルコールを、次にマリファナ & CBD 製品を嗜む人は49%、タバコを吸う人は21%という結果に。マリファナ&CBD製品を使用する人がタバコを吸う人よりも多いという点が、日本とはマリファナ、CBD製品、そしてタバコに対する感覚が全く違うことを物語っている。


更に、ドラッグごとの使用者数の多さに関するアンケートでは、LSD では Coachella 46%、Ellectric Forest 45%、SXSW が40%の順、そしてマリファナが Coachella 37%、Lollapalooza 28%、Rolling Loud 28% の順となっており、更にマジックマッシュルームはLollapalooza 38%、Coachella 37%、Rolling Loud 32%ケタミンが Lollapalooza 58%、Summerfest 44%、Coachella 38%の順となっており、それぞれのドラッグの効果とフェスの雰囲気を照らし合わせてみると、なんとなく納得ができるのではないだろうか。

そして、この研究結果には新型コロナウイルスと音楽フェスに関する意識調査も含まれており、まず、過去に音楽フェスに参加経験のある人々のうち85%の人々が、新型コロナウイルスによる様々な障害をもろともせず2021年もフェスに参加すると答えている。


マスクをするかしないかでは、マスクを完全着用すると答えた人は46%、混雑した場所のみでマスクを着用すると答えた人が33%となっており、フェス参加者の五分の一はマスクを着用しないと答えている。

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