DJ Tech Tools が行なった最新の調査によると、現在 DJ 機材の供給が非常に減少している影響で、DJ 機材の価格が前例にないほど高騰していることが明らかになったと mixmag が伝えている。

▼ 写真:DJ機材専門店 Power DJ’s

報告書によると、現在、DJ 機材を製造するための部品類と人件費の両方が高騰しており、世界中で数百もの DJ 機材が在庫切れ、または品薄状態となっており、製品の価格が高騰しているそうだ。

世界中で上記の2つのコスト(部品類、人件費)が高騰し、物理的に製品の製造に大きな影響を与えている。人件費が高騰する理由はたくさんありますが、現在も進行中である新型コロナウイルスのパンデミック、労働者不足、地域の(新型コロナウイルスによる)ロックダウンなどが挙げられる。また人件費が高騰すると、同時に部品のコストにも反映されることもある。

更に、輸送にかかる配送代(航空輸送そして海上輸送)のコストも高騰しており、多くの企業が製品を製造するための部品を購入しなくなっており、また部品の到着に遅延が出ていることも関係しているそうだ。

また、新型コロナウイルスの影響によって約2年もの間イベントが開催されていなかったが、現在多くの国でイベントが開催され始め、それに伴い DJ 機材の需要が急に高くなり始めているため需要と供給のバランスが取れていない状況となっているとのことだ。