アメリカの数あるフェスの中でも "奇祭" と呼ばれる、砂漠で開催される一風変わった音楽とアートのフェス「Burning Man(バーニング・マン)」が、2022年のイベントのチケット詳細を発表した。

過去2年間、新型コロナウイルスの影響で、Burning Man も他のフェスの例に漏れず開催がキャンセルされていたが、2022年の今年は8月28日〜9月5日までの期間、ブラック・ロック砂漠のプラヤ(荒涼な平原)にて開催予定となっている。

Burning Man は単なる音楽と芸術の祭典というだけではなく、人間の精神を高め、社会問題に取り組み、文化とコミュニティの感覚を刺激することを目的とした体験であり、主催者は精神と文化に関する10の原則を念頭にチケットを販売、このチケットはプラヤにおける多様性を考慮し、一度に販売するのではなく、様々な方法で何ヶ月にも渡って販売される。
各方法でチケットを購入する際には、バーナープロファイル(バーナー=Burning Manの参加者)を作成し、発売開始日の前に登録を完了させておく必要があるとのことだ。
 

チケット販売に関して、最も高価で早期に販売されるのが「FOMO」の販売で、販売期間は2月2日〜、1500ドルと2500ドルで販売され、この高額な料金はお金のないバーナーのための低価格チケットをサポートするための金額となっているとのことだ。(基本、Burning Man は助け合いの精神を重視しており、Burning Man では貨幣は使えず、ギブアンドテイクで全てが成り立っている)
次が、3月9日〜11日までの期間に販売される、キャンプ、アートインスタレーション、サステナブル等を提供するクルーのための「Stewards」の販売で、価格は475ドル。

「チケット・エイド・プログラム(低所得層向けのチケットプログラム)」の申し込みは3月16日〜5月18日までで、これに承認された申請者は、225ドルでチケットが購入できる。Burning Man はこのプログラムの規模を拡大し、2022年度は5,000個のパスを提供予定となっているが、これは2019年の時点から10%以上増加している数字であるとのことだ。
 

「メイン」の販売は3月下旬スタート、575ドルで販売されるが、すぐに売り切れてしまうため、2回目のチャンスとして8月3日から同価格の「OMG」の販売がある。

Burning Man に参加するためには、他にも新型コロナウイルス のヘルスチェックを受ける必要があり、バーナーがイベント会場に入るには、新型コロナウイルスのワクチン接種証明または新型コロナウイルステストでの陰性証明の提示が必要となる。
 

Burning Man

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