20年以上の長きに渡り、アメリカ・ニューヨークの Hip Hop ラジオ曲「HOT97」の金曜日にショーを主催した、NY の Hip Hop シーンを形作った立役者の一人である象徴的な Producer/DJ の DJ Kay Slay(DJ ケイ・スレイ/本名 Keith Grayson)が、新型コロナウイルス合併症のために死去した。55歳の若さだった。DJ Kay Slay の死は、彼の家族が声明を発表したことで明らかとなった。


DJ Kay Slay はハーレムで育ち、10代のときにグラフィティ・アーティストとしてそのキャリアをスタート、1983年の Hip Hop ドキュメンタリースタイルウォーズでも取り上げられた。
その後、90年代初頭にミックステープを作成して販売した後、2003年にデビュースタジオアルバム『The Streetsweeper, Vol. 1』をコロムビアレコードからリリース。LP には Eminem(エミネム)、Nas(ナズ)、50 Cent(フィフティー・セント)といった Hip Hop シーンの著名なアーティストたちが多数出演している。

謹んでお悔やみを申し上げます。