ベルギーで開催される世界最高峰と名高いダンスミュージックフェス Tomorrowland が、メインステージエリアの丘に新たなインスタレーションとなるモザイクタイルの階段「The Stairway To Unity」を設置することを発表した。これは、恒久的に設置されるものとなる。

これは、世界最高のモザイクタイル・アーティスト二人・パリ出身の Jean-Christophe Duperron とキューバ出身の Michel Herrera Cuello が、イタリアの会社 Mosaici Moruzzi により手掛けたもので、長さ60m、700平方メートルの大きさとなり、アイディアから実現までに実に3年以上、20人のモザイクタイル作業員のチームによるモザイクタイルの設置作業に6ヶ月・約15,000時間を要している。またこのモザイクタイルは合計約500万個の個別のピースで構成されており、全て伝統的な手作業で焼いてカットされたもので、モザイクタイルがピッタリ合う小さなピースが得られるまで、ピースをカットして調整していくという、気の遠くなるような作業工程を経て作られたものとなる。


モザイクタイル全体に描かれているのは、母なる大地と自然で、自然と世界中の人々を繋ぐことにより、Tomorrowland の価値を表しているとのことだ。

なお、モザイクタイルの全体像はまだ公開されておらず、7月14〜17日と、22〜24日、29〜31日の3週末に開催される2022年の Tomorrowland にて、この「The Stairway To Unity」が公開され、Tomorrowland 参加者が真っ先にその全貌を目にすることができるとのことだ。そして、フェスティバル終了後に一般にも細部が公開されるという。