アメリカ合衆国ワシントン州に本社を置く、パソコン用 OS の「Windows」で知られるソフトウェア開発・販売企業 Microsoft(マイクロソフト)が、何千年もの間音楽データを保存できる音楽ストレージを開発したとのことだ。

これは、Elire Management Group によって、起こり得る終末に備えてノルウェーの1,000フィート(約305メートル)の地下深くに開発・設置が予定されている、通称「doomsday vault(終末の金庫)」として知られる「Global Music Vault(国際的な音楽データを保存するための保管庫)」用として、Microsoft の好意によって開発されたものであるとのことだ。

なお、この Global Music Vault は、ノルウェー北部のスバルバード群島に開発・設置が予定されており、Beatles(ビートルズ)、Stevie Wonder(スティーヴィー・ワンダー)といった、多数の時代を超えた名曲が保存される予定であるという。

この音楽ストレージは、シリカガラス(石英ガラス)に音楽データを保存するという方法で、現在は150GBに相当する曲を保存できる状況にあるが、Elire Management Group のマネージング・パートナーである Luke Jenkinson は、このテクノロジーは、各ガラスが数テラバイトの曲を保存できるレベルまで迅速に拡張できる可能性があると考えているとのことだ。
更に、情報筋によると、この技術にはエンコードされたデータを数千年間保存する機能も備わっているという。