アメリカ・フロリダ州、マイアミにて先週末7月22日から24日の3日間にかけて開催されたヒップホップ・フェスティバル『Rolling Loud 2022』1日目のヘッドライナーとして Kanye West(カニエ・ウェスト)が出演予定だったが、開催5日前にキャンセルとなり、代役として Kid Cudi(キッド・カディ)がヘッドライナー出演した。

しかし、Kid Cudi はパフォーマンス中に多くの観客からペットボトルなどを投げつけられ、ペットボトルを投げないように注意したにも関わらず、観客はペットボトルを投げ続けたため Kid Cudi はたった4曲しか披露せずにステージから去ったと Fox News が伝えている。

▼ Rolling Loud 2022 ラインナップ

現在 SNS ではその現場を録画した動画が拡散されているが、Kid Cudi が2010年にリリースしたトラック "Marijuana" を歌唱している最中に、多くの観客がペットボトルやその他の物体を投げている。

最初は Kid Cudi もそれらを無視していたものの、途中、観客に向けて「もしこのステージに何か1つでもモノを投げたら俺はこのステージから降りるからな。台無しにするな。絶対に投げるな、俺はパフォーマンスしないからな。馬鹿にするな」と警告。

それにも関わらず、観客らはペットボトルを投げ続ける。Rolling Stone によると、それらのペットボトルのうちの少なくとも1本が Kid Cudi に直撃していたとのことだ。耐えかねた Kid Cudi はマイクを置き、ステージから去ってしまった。これによって Kid Cudi のセットは短縮され、たった4曲で終わってしまったのことだ。

Kid Cudi が去った後、観客たちは Kanye West の名前を叫んでいたそうだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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そもそも、Kid Cudi は Kanye West に見出される形でデビューし、その名を世に知らしめたが、その後以前にも衝突・和解しており、今回は今年2月に Kid Cudi が Kanye West の元妻・Kim Kardashian(キム・カーダシアン)の新たな恋人である SNL コメディアンの Pete Davidson(ピート・デイヴィッドソン)と友人付き合いをしていることが気に食わなかった Kanye West が「彼はお前と友達だ、誰が Donda(Kanye のアルバム)にいないのかを誰もが知っている」と SNS 上でディスったことが発端となり、その後 Kid Cudi は「残念だけど時代遅れなあんたのアルバムには参加したくない」「俺があんたに会って以来、俺があんたのアルバムで最高だったことを誰もが知っている」と応戦しており、そこから現在に至るまで友人関係は再び破綻していた。
 

一方、Rolling Loud のヘッドライナーを出演を開催1週間を切った時点でドタキャンした Kanye West は、なんと自分はキャンセルしたにも関わらず、他のアーティストのセットにゲスト出演した。
Kanye West は、 Lil Durk(リル・ダーク)のセットにサプライズ出演し、“Father Stretch My Hands”“Hot Sh*t” を披露したとのことだ。

▼ Lil Durk brings out Kanye West to preform “Father Stretch My Hands” & “Hot Sh*t” Rolling Loud Miami​

Kid Cudi

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