イスラエルのニュース系ウェブサイト Ynet によると、イスラエル・ハイファナのナイトクラブに入ろうとしたイスラエル人女性が、ナイトクラブのバウンサー(用心棒)に暴行を加え、彼の耳の一部を食いちぎり逮捕されたとのことだ。

それによると、被告は36歳2児の母であり、イスラエル中部のハイテク企業に勤めるイスラエル人女性で、当時バウンサーは彼女が薬物やアルコールの影響下にあると考えたためクラブへの入店を拒否したという。すると、女性は一旦は落ち着きを取り戻したように見え、話をしたいと言ったが、突如バウンサーに飛びかかり、耳の一部を噛みちぎったとのことだ。なお、人間の耳は、たった約3キログラムあれば裂けてしまうとのことだ。

バウンサーはこのときのことについて以下のように Ynet に語っている。

本能のままに、噛まれた部分を掴んだんだ。大量に出血し始めていた。彼女は何も言わなかった。自分は他の警備員に警察を呼ぶように明治、もちろん彼女に反撃することなく拘束した。

彼女は傍にいた他の警備員にも襲い掛かろうとした。警察が到着した後も、彼女は自分を逮捕した警官に立ち向かった。

噛みちぎられた耳の一部は現場では回収されず、女性が飲み込んだのか、吐き出したのかも分かっていないとのことだ。
バウンサーは手術が必要となり、すぐにランバム・ヘルスケア・キャンパスに運ばれて治療を受けた。

https://www.ynetnews.com/article/hkucfmkks​

警察の発表でも、女性は攻撃的な態度で罵詈雑言を吐き、唾を吐くと脅し、噛みつこうとしたとのことで、加害者女性は手に負えない行動を取り続けたため、最終的に警察に逮捕された。

この女性は捜査の際、夫に深夜2時半過ぎにナイトクラブへと送ってもらったと話しており、自分に対する疑惑に関して否定しているという。

女性は土曜日の午後、ハイファ治安裁判所に連行された。警察は彼女の所持品から不特定の娯楽用麻薬を発見、加重暴行、薬物の使用と所持、法執行官妨害の容疑で、彼女の勾留延長を要求しており、裁判官は容疑者を月曜まで勾留することを決定したとのことだが、この女性がどのような薬物を摂取していたのかは伝えられていない。