先日、イギリスでレコード盤の売上がビデオゲーム PlayStarion(プレイステーション)のゲームソフトの売り上げを抜いて第二位となったと公式に発表されたことをお伝えしたが、レコード盤の人気はイギリスでの限定的なものではなさそうだ。
アメリカでも、2022年度上半期のレコード盤の売上が22%上昇、ヴァイナルのトレンドが続いているとのことだ。

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RIAA(アメリカレコード協会)の最近の収益報告書 によると、米国のレコード盤の売上は今年に入ってから半年間で22%増加していることが詳細に報告されているが、同国では近年、レコード出荷枚数も急増し、2021年には合計2180万枚が流通、この数字は前年度より300万枚近く増加したものであるとのことだ。
米国のレコード音楽産業全体でも、売上高は軒並み9%増の77億ドルと健全な伸びを示している。


全米では、9000万人がお金を払ってストリーミングサービスを利用しているものの、その一方でレコードの売上が増加したという事実は、お気に入りの曲の物理的コピーを所有することに意味を見出す人が多いことを示している。

この調査結果について、RIAAの会長/CEOである Mitch Glazier は「音楽愛好家は明らかに、レコードが提供する高品質のサウンドとアーティストとの具体的な繋がりに満足することができず、レーベルは独占販売、特別な再発行、美しく作られたパッケージやディスクを着実に提供することで、その需要に正面から応えている」と述べている。

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