アルゼンチン生まれで現在スペイン・バルセロナを拠点として活動するテクノアーティスト Pfirter(フィルテル)が、昨年末、自宅のスタジオから15,000ユーロ(約212万6,000円)以上の音楽制作機材を盗まれたとのことだ。

Pfirter は、週末に行っていたツアーから戻ってくると、自宅とスタジオが盗難にあったことに気づいたという。10年前にバルセロナに居を移してからの間に彼が購入したものが全て盗まれてしまい、更に悲惨なことに、彼は自宅やスタジオの機材に保険をかけていなかったので、一切の補償は受けることができなかった。
 

Pfirter は自身が愛用する音楽制作機材をどうしても取り戻したいようで、盗難された機材をリスト化してファンに共有し「中古市場でこの機器が販売されているのを見かけたら、覚えておいてください。このスピーカーは中古市場で見つかることは特に珍しい。このギアについて何か聞いたら、個人的に連絡してください。」と綴っている。

・PSIオーディオa-21mスピーカー
・M2プロセッサー付きMacbook Air 2022(シリアルナンバーMQ6GP95C75)
・Beyerdynamic DT1990 Pro 250-Ohm ヘッドホン
・ローランド SH-101
・Xone 92 ミキサー
・2台のパイオニアCDJ Nexus 2
・MacBook Pro 2012 (シリアルナンバー C02KQ664FFT1)
・Sandisk SSD Extreme 2TB 私のすべての音楽プロジェクトと一緒に

しかし、とにかく今現在、Pfirter は自身の仕事道具の一切合切とこれまで制作してきた音楽プロジェクトのデータを全て失ってしまっている状態。彼はクラウドファンディングサイト「Gofundme」にて、自身に必要な機材を再び買い揃えるべく、クラウドファンディングを募っている。
これまでに 7,219ユーロ(約102万3,000円)の寄付が集まっている。

>>Pfirter のクラウドファンディングページはこちらから


Pfirter は現在、バルセロナ警察と協力してこの強盗に関して調査中であるとのことだ。彼が再び自身の機材を取り戻せる日が来ることを祈ろう。そして、光学な音楽制作機材を買い揃えているプロデューサーの方々は、万が一の際を考慮し、機材等に盗難保険をかけることをお忘れなく……!!