アメリカの多国籍テクノロジー企業 Apple が保有するアプリ Shazam(シャザム)に、ユーザーの視聴履歴に基づいて「コンサート」をレコメンドする新機能が加わった。Shazam は、街やラジオ、TV、コンサート、ライブなどで流れている音楽を音声認識することで、その楽曲名やアーティスト名、歌詞などの情報を表示してくれるアプリだ。


今回の新機能「コンサート」のセクションは、2022年に Apple とのデータのライセンス供与に同意した2007年にアメリカで作られたサービスである「Bandsintown(バンズ・イン・タウン)」のコンサートデータベースから情報を収集しているそうだ。

Bandsintown は、自分の好きなアーティストのライブ情報を検索し、住んでいる地域や好きなジャンルなどの情報を元に、自分にあったライブ情報が届くという仕組みのアプリだ。


Shazam にて、マイミュージックの「コンサート」セクションをクリックすると、自身の好きなアーティストのコンサートのおすすめが表示される。また、アーティストをクリックすると、そのアーティストのコンサート情報が表示される。コンサート情報は自身の携帯に保存することもできて、保存すると Shazam 内の「保存済みイベント」に表示される。

この機能は以前から存在していたが、Shazam ではアーティストの楽曲を Apple Music や Spotify で聴くことも可能だ。


Shazam のサイト内にはチケット情報の記載があり、チケットも購入できる。
※ Bandsintown アプリのダウンロードも必要となる。


なお、Apple Music や Apple Maps も今年度から「コンサート」機能を導入している。

昨年で20周年を記念し、過去20年間の Shazam 内検索データを公開

昨年度20周年を迎える Shazam は、それを記念して過去20年間で最も検索されたアーティストと楽曲のリストを公開した。

カナダ出身のラッパー Drake(ドレイク)が最も Shazam されたアーティストとなり、検索回数は3億5000万以上。一方、Tones and I(トーンズ・アンド・アイ)の "Dance Monkey" が Shazam で最も検索されたトラックで、4100万以上の回数。
 
20年前にローンチされた Shazam のアプリで1番最初に検索された楽曲は、T.Rex(ティー・レックス)の "Jeepster" で、初めて1000回検索されたのは Eminem(エミネム)の "Cleanin’ Out My Closet" 。そして初めて100万回 検索された曲は Kesha(ケシャ)の "TiK ToK" 、初めて1,000万回 検索された曲は Gotye(ゴティエ)の "Somebody That I Used To Know" となる。
 

>> Shazam アプリのダウンロードはこちらから!