ラッパーとしての成功を夢見る若干17歳の少年が、銃による痛ましい事故で亡くなったというニュースが報道されている。

2024年5月15日、米バージニア州サフォークの自宅で17歳の少年でラッパーの Rylo Huncho(ライロ・ハンチョ/本名 Raleigh)が死亡しているのが発見された。警察は、少年は頭部への「偶発的な自傷による銃創」によって死亡したと発表している。

https://www.gofundme.com/f/support-for-grieving-aunt-after-tragic-loss

Rylo Huncho は当時、SNS でライブ動画を配信していたようで、その動画の中で Ryylo Huncho は緑色のレーザー照準器を備えた拳銃を持ってラップしながら踊り、額に銃を向けて引き金を引く仕草をした後、フレームから崩れ落ちている。同ビデオはその後、多数の人々によってインターネット上に拡散されている。

ギャングスタ系のラッパーのミュージックビデオの中では、ラッパーが銃を見せびらかしながらラップをするような内容のものが多いが、この少年もそういった姿に憧れて真似をした結果、同事故に繋がってしまったようだ。

※閲覧注意>> Rylo Hunchoが死亡した際のライブ配信動画(拡散されたもの)
 
警察はこの発表の中で、この少年の身元は公表しなかったものの、その後、少年の家族が少年の母親を支援するために開設したクラウドファンディングページで少年の死についてのニュースを共有した。

同クラウドファンディングページには、以下のように記載されている。

こんにちは。私の叔母は最近、17歳の息子を銃による頭部への自傷の傷で亡くしました。彼は彼女の一人息子でした! 彼女は片親でしたが、できる限りの最善を尽くして息子の世話をしていました。

同サイトは、家族が Rylo Huncho の死を巡る状況を「まだ解明しようとしている」としながらも以下のようにコメントしている。

いくらでもいいんです、この必要な時に彼女を助けることができるものがあるのです。

彼(Rylo Huncho)は彼女の一人っ子でした。彼女も一人っ子でした。いつも彼女と彼女の息子でした。何でも役に立ちます!私の家族を祈り続けてください。本当にありがとう。

Rylo Huncho は、日常生活のある時点で、銃の安全装置を切っていたものと見られている。動画の中で、こめかみに銃を当てがった直後、銃から発砲音が鳴り響き、彼は死亡した。

今年初め、Rylo Huncho は TikTok で共有した別の動画でも同じピストルと思われるものを所持していた。
Rylo Huncho は Instagram で2万7,000人のフォロワー、Spotify では月間680人のリスナーを抱えるラッパーとして活動しており、今月初めには、これまでのシングル「Money Getta」「DOA」「La la la」に続く最新シングル「Getta’s」をリリースしていた。
 

クラウドファンディングは、目標額は15,000ドルのうち、これまでに4,512ドル以上の寄付を集めている。

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銃問題が取り沙汰されることが多いアメリカでは、銃規制を望む声が高まっている一方で、保守派は銃規制反対の姿勢を崩すことなく、銃が規制される様子は一向に見えてこない。