フランス出身の大人気デュオ Justice（ジャスティス）がオリンピック閉会式で金メダル級の演出を披露した。

パリオリンピックの閉会式を締め括ったフランスダンスミュージック界のアイコンである Justice（ジャスティス）は、18分にわたる音楽スペクタクルを披露。「Genesis」や「Love S.O.S.」、「The End」などの代表曲が使用される中、オリンピックのアスリートたちがスタッド・ド・フランスに最後の入場を果たし、次回開催都市であるロサンゼルスにオリンピックの火が引き継がれる瞬間を彩った。
   
「The End」は、今年4月にリリースされた最新アルバムであり復帰作でもある『Hyperdrama』からのリードトラックで、Thundercat（サンダーキャット）とのコラボレーション曲。8年の活動休止を経てシーンへと戻ってきたこのアルバムを提げて4月のコーチェラでのひさびさのライブデビュー後、世界ツアーを開始、今月24日にロンドンのフィールド・デイでのヘッドライナー公演をもってツアーを締めくくる予定だ。
 
さまざまなところから物議を醸している開会式を監修した芸術監督トーマス・ジョリーだが、閉会式も彼によって監修され、数多くのフランスのアーティストが参加。Justice の他に Phenix（フェニックス）、Air（エアー）、Kavinsky（カヴィンスキー）のパフォーマンスが披露され、観客を魅了した。さらに、フランスのシンガーのYseult（イゾルト）は、Frank Sinatra（フランク・シナトラ）によって英語版にリメイクされた「My Way」を披露した。


フランスの演出の後に次回オリンピック開催都市であるロサンゼルスへの引き継ぎ演出がはじまり、アメリカの代表的なアーティストたちがパフォーマンスを披露した。Red Hot Chili Pepklpers（レッド・ホット・チリ・ペッパーズ）、Billie Eilish（ビリー・アイリッシュ）、Snoop Dog（スヌープ・ドッグ）がステージに登場。クライマックスでは、俳優の Tom Cruise（トム・クルーズ）がスタッド・ド・フランスに降り立ちオリンピックの旗をバイクでロサンゼルスに持ち去るという演出で観客を驚かせた。