香港政府はナイトライフ産業を復活させるために、酒類の税率を引き下げることを計画していると、世界のニュースを発信するブルームバーグが伝えている。ブルームバーグの報道によると、10月16日の施政方針演説にて、香港のジョン・リー行政長官が正式に減税の提案をする見通しになっているとのことだ。
香港では、アルコール度数が30%を超える酒類の税率は、現在、香港での価格の100%の物品税がかかる。これは、世界で最も高いアルコール税の一つとなるとのことだ。


ブルームバーグによると、香港政府は高級酒は税率を低く、安価な酒は税率を高くする段階的な制度の導入を検討しているという。また、政府はナイトライフの場にお金を使うことを人々に推奨する取り組みを行う一方で、お酒のまとめ買いや短時間での飲酒に関しては抑制したいようだ。
ただし、この減税の提案は最終的なものではなく、まだ変更される可能性があるという。

香港のナイトライフ業界は、新型コロナのパンデミックによる経済的な影響を今尚受け続けている。観光経済で知られる香港は、厳格なロックダウン政策が2022年10月に緩和された後、ナイトライフ施設が完全に再開されたのは、世界的に見てもかなり遅かった地域であったようだ。