アメリカ大統領選挙でトランプ大統領が再選したことを受け Billie Eilish（ビリー・アイリッシュ）が1億2000万人のフォロワーを抱える自身 Instagram のストーリーズに、黒い背景と共に「It’s a war on women（これは女性への戦いです）」というメッセージを投稿した。


Billiie Eilish が取ったこの反応は、米国におけるトランプ大統領のリプロダクティブ・ライツ（生殖の権利）に関する冷淡な公約を背景としている。9月の大統領候補討論会で全国的な中絶禁止を支持するかどうか直接質問された際、当選者であるトランプ大統領はその質問を避け続けた。一方、トランプ大統領の副大統領候補である J.D Vance（JD・ヴァンス）は、トランプ大統領がそのような禁止令に拒否権を行使するだろうと述べているが、トランプは米国各地の州で中絶禁止を支持した最高裁判所や連邦裁判官たちを称賛し続けているとのことだ。

今回の選挙では、トランプが大統領に当選し、共和党が上院の支配権を握り、下院の支配権も獲得する可能性がある一方で、7つの州（アリゾナ、コロラド、ニューヨーク、メリーランド、ミズーリ、モンタナ、ネバダ）は中絶アクセスを守る法案を可決。一方、フロリダ、サウスダコタ、ネブラスカの3州では中絶アクセスをさらに制限する法案が可決された。


Billie Eilish の発言は、彼女が副大統領カマラ・ハリスを大統領候補として積極的に支援していたことを受けたものとなり、アトランタで行われたコンサートでは、Billie Eilish はショーの途中で演説し、来場者にハリスへの投票を呼びかけていた。
「女性への戦い」と宣言した Billie Eilish が、米大統領選の選挙結果を受けて今後どのような行動を取るのか、気になるところだ。