アメリカ テキサス州ヒューストン出身のラッパー Travis Scott(トラヴィス・スコット)が、1月20日に開催されたカレッジフットボール・プレーオフ・ナショナルチャンピオンシップのハーフタイムショーで、新曲「4×4」を初披露した。このパフォーマンスは、アメリカ・アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムの屋根に特設されたステージで行われ、待望の新曲デビューとなった。
この新曲は2023年のアルバム『Utopia』以来、彼にとって初めてのソロリリース。「4×4」は1月24日に正式リリース予定で、特別なチャリティー活動とともに展開されるという。
 

Travis Scott は、ロサンゼルスの消防士や救急隊員を称えるデザインのTシャツやフーディーなどの特別商品を販売し、その収益の100%をDirect Reliefの「カリフォルニア山火事支援基金」に寄付すると発表。
事前予約できる「4×4」の CD シングルも、収益が同基金に寄付されるとのことだ。
これらのアイテムは公式サイト(shop.travisscott.com)で購入できる。


今回のハーフタイムショー以外にも、Travis Scotto はアメリカのプロレス団体『WWE』の「Monday Night Raw」で「4×4」を披露し、この新曲が番組の公式テーマ曲になることも発表された。今回の新曲は音楽界だけでなくエンターテインメント業界全体から注目されている。

これまでに数々のビルボード記録を打ち立ててきている Travis Scott だが、アルバム『Utopia』は「Billboard 200」で4週連続1位を記録し、ヒップホップアルバムとして1年以上ぶりに複数週にわたる1位を獲得している。
また、Drake(ドレイク) とコラボした『Utopia』収録曲 の「Meltdown」や Playboi Carti(プレイボーイ・カーティ)とのコラボ曲「Fe!n」は、それぞれ「Billboard Hot 100」で3位と5位にランクインした。
更に前作『Astroworld』は「Billboard 200」で複数週にわたり1位を獲得し同年代の中で最も長く1位を維持したラップアルバムの一つとなり、2020年には1年以内に3曲を「Hot 100」の1位でデビューさせた初のアーティストとしてその人気と影響力を証明した。

今回の新曲「4×4」は、音楽的な魅力だけでなく、社会貢献の一環としても大きな意義を持つプロジェクトとなっている。今年は彼の待望の5枚目のスタジオアルバムが登場するのか、彼の一挙手一投足に期待したい。