現在では世界のクラブ・シーンをリードする国として誰もが認めるUK。そのUKシーンから、’90年にデビューを果たし、日本にヨーロッパスタイルのクラブシーン、バレアリック・スタイルのDJプレイを持ち込んだパイオニアがTOMO HIRATAだ。
DJ TOMOとしては、1000人超の動員を誇っていた、歴史に残るクラブパーティー“Club VENUS”、“X-TRA”のレジデントDJとして、アンダーワールド、ケミカルブラザーズ、ファットボーイスリムらの初来日時の共演DJとして、さらには“RAINBOW 2000”、“Electraglide”といった大型イベントへの出演を通して、揺るぎないキャリアを築いてきた。また、ブレイクビーツからハウス、トランス、EDMまで、幅広いジャンルのコンピレーションでDJミックスを15枚手がけており、ミックス・プロフェッショナルとしての信頼も厚い。
クリエイターとしても、角川映画「リング/らせん」の主題歌を手がけたPOPプロジェクトH II Hでは、「feels like HEAVEN」をスマッシュ・ヒットさせている。2005年には、UKの名門レーベルTip Worldの人気コンピ『Raja ram’s Stash Bag 3』に「Paranoid」を提供。これはTip Worldから初の日本人リリースとなった。2009年には、大沢伸一氏の『TEPPAN-YAKI -A Collection Of Remixes』に「EEAA」で参加。2010年には、同氏の『SO2』でも二曲を共作、2012年にはSHINICHI OSAWA+TOMO HIRATA名義で「SPANKICK」もリリースしている。
現在は、アメリカを中心に世界中で盛り上がるEDMの日本におけるパイオニアとして、Futuregroove FM(http://www.futuregroovefm.com/ )で毎週土曜日に『Taiko Radio』をホストしているほか、2013年にはEDMF(Electronic Dance Music Force)レーベルも立ち上げ、そのうち「The Places」は、イビサの名門アムネシアのコンピレーション『Amnesia Ibiza EDM Vol.1』に収録され、フランスの大御所Joachim Garraudにもサポートされた。
2014年にはフランスの大手ダンスレーベルDJ Center Recordsからシングル「Taiko」をリリース、Laidback Luke、Sidney Samson、Quentin Mosimann、Justin Primeといった世界的スーパースターDJ達にサポートされ、beatport ELECTRO HOUSE チャートで、日本人EDMアーティストとしては、この時点で史上最高位の27位を記録している。
2015年6月にはtwoloudの「Higher Off The Ground」をリミックス。さらには、twoloudのPLAYBOXレーベルからHotlife、Jonny Roseとの共作シングル「One Last Time(twoloud Sofia to Tokyo Edit)」をリリース。この曲はPROGRESSIVE HOUSE Chartで14位まで上昇し、日本人EDMアーティストのチャート記録を更新。Dash Berlin,Yves V,Quentin Mosimann,Danny Avila,Swanky Tunes,Lucky Date,Justin Prime,Stafford Brothers,Manse,Futuristic Polar Bears,Mell Tierra,Modern Machines,Carita La Nina,Klauss & Turinoなどなど世界中のトップEDM DJからサポートされた。
2015年10月にはtwoloudのPlayboxから、Hotlife, Derek Hake, Anna Yvetteとのコラボシングル「Got You」をリリース。こちらもPROGRESSIVE HOUSE Chart 24位のヒットとなり、再びDon Diablo, Yves V, VINAI、Tritonal, Lucky Date, Justin Primeら多くのトップDJにサポートされた。
現在、グローバルなEDMシーンにおいて、日本人ハウス系EDMプロデューサーとして最大の実績を残しているアーティストの一人。