新しい才能が次々と花開いているUSダンスミュージック・シーンにおいて、息の長い活動を続けているラスベガス出身のStarkillers(以前は、Nick Terranovaとして活動)。彼の創りだすサウンドは、キャッチーなフックとリフ、高揚的なヴォーカル、ゴツゴツしたリズムやトリッキーなエフェクトが絶妙なブレンドで配合された、まさにカッティング・エッジな現在進行形のダンスミュージックの宝庫となっている。
「俺はADD(注意欠陥)なんだ」と、彼は自身のハイパーアクティブな音楽への制作欲求を説明する。「みんなが俺をそう言ってるのは知ってるよ。けど、それは本当だね。他の誰にも似ていない音を追求している。この業界にいて、他の誰かみたいな音に似た音を創ってどんな意味があるんだい?俺がクールだと思うのは、他のヤツがどう思うかなんて気にしないってことさ。それがファンであろうとなかろうとね。」
Starkillersのトラックはダンスフロアーに最大限のインパクトをもたらすために構築されており、そのエレクトロ・ハウスのグルーヴとトランス的なブレイクとのブレンドが持つ潜在的能力は、DoornやUltra、Spinninなどのビッグレーベルと契約していることでも証明済みといえよう。リミックスワークに関しても、Beatportのチャート一位を獲得したArmand Van Helden "The Funk Phenomenon"を筆頭に、Robbie Rivera、Paul van Dyk、Paul Oakenfold、Jerome Isma-Aeなどにトラックを提供している。最近ではNadia Ali、Alex Kenjiともに手掛けた"Pressure"のスマッシュ・ヒットが記憶に新しい。
彼は誠実なプロデューサーであり、彼に安っぽいチャート・ミュージックを期待してはいけない。「絶対に、ただコマーシャルなレコードを創るつもりはないね。もしヴォーカルを入れる時は、できるだけサウンドがクールになるように心がけているつもりさ。ただ、そこまで神経質にはならないようにしている。コマーシャルであればあるほど、もっと多くの人に届くことになるわけだし。けど、絶対に自分の出自を忘れることはない、俺はアンダーグラウンドから来たんだ。」...
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