米国フロリダ州オーランド出身。若き音楽プロデューサーMarcel Everettによるソロ・プロジェクト。
10歳から主にラップトップやシンセサイザー、ビートマシーンを駆使しベッドルームで曲を作り始める。その音楽性はとても繊細で細やかに構築されており、悲しみや喜びと言ったいくつもの感情に平和などのメッセージをそのエレクトロサウンドに織り交ぜている。
またインディーミュージックカルチャーの重要プラットフォーム、XLR8R, The Needle Drop, Earmilk, Indie Shuffle, BIRPなど多方面ですでに大きな注目を集めている。2012年にはbandcampよりセルフリリースされたセカンドアルバム『XXYYXX』をリリース。インタビューの中で自身の音楽について「水中のハイウェイを疾走しているような感じ」と語っており、疾走感のあるアップテンポなビートからスローなアンビエント、ヒネリを効かせたレイドバック感のあるメロディなどその多彩な才能をうまく表現している。同アルバム収録曲『Good Enough』ではTLCの代表曲No Scrubsのサウンドをサンプリングしつつもオリジナリティ溢れる楽曲に昇華し、独自の世界観を作り上げている。
このXXYYXXの名前はすでにネット上で大きく広まり、代表曲『About you 』はYoutubeで1200万を超える再生数を誇っている。近年ではアメリカ出身の女優Tinasheの『Let You Love Me』(2012)やUsherの『Climax』のリミックスを担当。5月にリリースされたコンピレーションアルバム『Kitsuné America』ではGiraffageとのコラボレーション作品『Even Though』で参加するなど着々と実力を付けている。6月1日、2日に初来日となったTAICOCLUB13でもオーディエンスを楽しませるなど今後益々の活躍が期待されるアーティスト。