Cédric Dekowski & Max Vaahs
HARDWORKSOFTDRINK
Frankfurt am Main - DE
ベルリンとはまた違った独自の豊潤なエレクトロニック・ミュージックの歴史を有する街、フランクフルト。かつてフランクフルトには米軍基地が置かれ、とりわけブラックミュージックやディスコ、ひいてはシカゴ/ニューヨーク産のハウスといったアメリカ発祥の音楽フォームはいち早くこの街のシーンに流入・定着していった。他のドイツの都市とは異なる背景を持つフランクフルトは、近代のドイツ産テクノ/ハウスという観点において控えめに言ってもベルリンと同等の重要な役割を果たしてきた都市であり、この街は90年代から00年代にかけてPlayhouseやKlang/Ongaku、Raum Musikなど数々のシーン最重要レーベルを数多く生み出してきた(もっと言えば、Perlonもまた元々はフランクフルトで生まれたレーベルである)。 オッフェンバッハのクラブRobert Johnsonはそうしたフランクフルト独自のエレクトロニック・ミュージックの伝統を継承し、さらに発展させているホットスポットとして知られているが、このクラブに居並ぶ錚々たるレギュラー・ラインナップにおいて今最も頭角を現してきているパーティのひとつがHARDWORKSOFTDRINKである。
DJ/トラックメイカー/グラフィックデザイナーなどさまざまな得意分野を持つアーティストが集まったパーティとレーベルを兼ねたひとつのコレクティブであるHARDWORKSOFTDRINKは、ほとんどのメンバーがまだ20代と非常に若いにもかかわらず、その実力の高さはすでにヨーロッパ中のシーンで知られるまでになっている。
ヴァイナルで自分たちの作品をリリースし、ヴァイナルでのDJプレイに拘り、時代を問わず古今東西の優れたグルーヴを掘り下げる作業に執心するという点においては、たとえばBinhやAndrew James Gustav & Gwenan、Nicholas Lutzなど他都市の同世代DJたちとの相似点を容易に見つけることができる(インターネットおよびSNSでの露出を極力避け、徹底した現場主義的スタンスを貫いている点も同様だ)が、10代の頃からRobert Johnsonに通い詰め、AtaやHeiko M/S/O、Roman Flugel、Dorian Paicなどフランクフルトの偉大な先達たちから多様性に満ちたエレクトロニック・ミュージックの洗礼を受けてきた彼らの音楽的な核にあるものは、やはりストリップダウンされたタフでミニマルなハウスグルーヴだろう。
その特徴はHARDWORKSOFTDRINKの首謀者たるMax VaahsのDJセットからも存分に窺えるし、また同レーベルにおけるプロダクション面を牽引するCédric Dekowskiが手がける作品群においても同様だ。CédricはHARDWORKSOFTDRINKを主戦場として自身のトラック群をリリースするかたわら、フランクフルト周辺の同世代レーベル — 87RecordsやPressure Traxxなど — においてコラボレーション・パートナーであるFelix Reifenbergとの共作トラックを提供するなど、トラックメイカーとしても進境著しい存在となっている。
LINE UP:
MAX VAAHS
(HARDWORKSOFTDRINK) from Frankfurt
CEDRIC DEKOWSKI
(HARDWORKSOFTDRINK/Raum...musik) from Frankfurt
KABUTO
(DAZE OF PHAZE)
INFORMATION:
OPEN : 24:00
START : 24:00
CHARGE :
DOOR 3,500yen
BEFORE 25:00 2,500yen
※未成年者の入場不可・要顔写真付きID
INFO :
UNIT: 03-5459-8630
http://www.unit-tokyo.com/schedule/2016/09/30/160930_daze_of_phaze.php
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