Thu, 15 Dec 2022
「"わかってるよ、自分たちがさらされ過ぎている状況は自覚しているよ"という意味でつけたんだ」とアダムは笑いながら話す。「みんなに言われる前に先に自分たちで言おうと思った。先制攻撃だよ。」
しかしそれについて少し考えてみよう。もし『オーヴァーエクスポーズド』がMaroon 5の持つとてつもなく高い視野の真相を明らかにしてくれるのであれば、そのタイトルは表面下で新たな意味を持つのではないだろうか?3度のグラミー賞に輝 いた5ピースバンドは、10年の間にロサンジェルスの小さなクラブでライヴを行う時代から世界で最も有名なバンドの一つへと成長した。今作は、リスクを受 け入れることに恐れを感じないMaroon 5の姿をしっかりと捉えている。
「ずっと崖っぷちに立っているような気分 だった」とアダムは言う。「僕たちは初めからほぼ完全なポップ・バンドではあったけど、それはロック、ソウル、ファンクなど色んなジャンルがルーツとなっ ていた。『オーヴァーエクスポーズド』では初めて、ラジオで流れるポップ・ミュージックを僕たちは作っているんだ、という考えを完全に受け入れている。自 分たちらしいものを作ることに恐れを感じるのはやめよう、とみんなで思えたんだ。」
その決心は、単なる 考え方だけではない。"Moves Like Jagger"では共作という新たな領域に足を踏み入れた。それまでアダムとメンバーたち(ギタリストのジェイムス・バレンタイン、ベーシストのミッ キー・マデン、ドラマーのマット・フリン、そして活動休止中のジェシー・カーマイケルに代わってキーボードのPJモートン)は、自分たちですべての曲作り を行うことに誇りを持っていた。「でも"Moves Like Jagger"はすごく良い経験になった。だからまた試してみようと思ったんだ」とジェイムスは言う。
結果として Maroon 5の4枚目となるスタジオ・アルバムでは、長年のヒットメーカーとして知られるマックス・マーティンをエグゼクティブ・プロデューサーとして迎え、ベ ニー・ブランコ(ケイティ・ペリー、ジム・クラス・ヒーローズ)とライアン・テダー(ビヨンセ、ワンリパブリック)とのコラボレーションが行われた。
「さ まざまな理由で特定の人たちと縁があって一緒に仕事をすることになる」とアダムは説... More Biography