UKダンス・ミュージック史の輝きしき“ルーツ”のひとりでありながら、現在も精力的に活躍するアーティスト、A Guy Called Geraldの来日が決定した。

808ステイトの初期メンバーであり、そしてセカンド・サマー・オブ・ラヴの代表するUK産アシッド・ハウス・クラシック”Voodoo Ray”のリリース、さらにはアルバム『Black Secret Technology』でジャングルにアンビエント・テクノの要素を盛り込み、ドラムンベースと言われるひとつのアートフォームへと進化させた。現在はベルリンに居を移し、〈Laboratory Instinct〉などを中心にマイ・ペースながらすばらしいバック・トゥ・ベーシックなテクノ/ハウスをリリースし続けている。

今回は、デビュー25周年を記念した限定ライヴ。近年では非常に珍しい完全アナログ・シンセ/ドラム・マシンの生出力で……、し、か、も、そのシンセ群とは、アシッド・ハウスやデトロイト・テクノの創出に寄与したとされるSH-101、TB-303やTR-808、909といったナンバリングのROLANDの名機が8台も使用される、現在ではその構成自体がプレミアムなもの。それをリヴィング・レジェンドたるGeraldがオペレートするというんがだから、まさに伝説の再現としか言えないプレミアム・ライヴ。見逃し、聴き逃し厳禁と言えるだろう。さらには、彼のそのキャリアよりも若い年齢のアーティスト、Oscar Burnsideが登場。1994年生まれ13歳でテクノ/ハウス・シーンに舞い降りたこの若き才人は、現在ベルリンで活動中のGeraldとともに活動も行っている。彼のラップトップ2台によるライヴも行われる。迎えるはミスター・ハウス・オブ・リキッド、MOODMAN。さらには日本において、Geraldとほぼ同様の長いキャリア持つベテラン、WADAが登場する。

 

 

Event Information

HOUSE OF LIQUID
8月23日(金)@ LIQUIDROOM
OPEN / START 23:00 
ADV / DOOR¥2,500