2016年11月8日、アイドル史にまた新たな歴史が刻まれた。

7人のパワフルなパフォーマンス、そしてEDMを軸としたサウンドを武器とする2011年結成のアイドル、アップアップガールズ(仮)がインディーズアイドル史上初となる日本武道館単独公演を実現させた。

アップアップガールズ(仮)、通称アプガの念願だったこの「アップアップガールズ(仮) 日本武道館超決戦 vol.1」には史上初の試みが多数盛り込まれている。まずは各メンバーの心拍数をリアルタイムにスマホに表示させることができる「Heart Sync」。女性アイドル史上初となるこの試みによって大きな会場でも彼女たちの心臓の高鳴りを感じられるようになった。
オープニングではこの日のために空手の黒帯を取得した佐保明梨が道着に身をまとい、氷柱割りで会場を沸かせた。ステージ上で氷柱割りを披露したアイドルは前例になく、彼女が史上初になった。



ライブの前半は「全力! Pump Up!!」から始まり、日本武道館公演への強い想いを歌詞に込めた楽曲「!!!!!!!!」などを歌い、6年間の苦楽を共にした仲間たちと日本武道館公演のステージを独り占めする喜びをファンとともに味わった。

さらに、またまた史上初となる、小林幸子から借りたステージ衣装を着用して佐保明梨が着用してソロ曲を披露。個性溢れるソロパートからライブの後半は始まった。それに続いて、アプガが得意とするEDMチューンを7曲連続で休みなくスペシャルミックスで歌い、ファンのテンションをマックスに上げる。




「パーリーピーポーエイリアン」では企画参加者がセカンドステージに上がってメンバーと一緒に踊ったり、「アップアップタイフーン」では仙石みなみが神輿に担がれて会場を移動したりと、創意工夫を凝らした演出が施されており、会場にいる全ての人が笑顔でライブを楽しんでいた。



アプガの振り付けも担当する古川小夏は「日本武道館公演へ連れて来てくれたファンのみなさんへの感謝を込めて歌います。この曲は日本武道館でカッコよく見えることを意識して振り付けました」と語りかけ、最新曲「君という仮説」を披露し、会場の合唱を誘った。

メンバーがステージを去った後、数分に渡ってアンコールが会場に響いた。そのアンコールに応え、デビュー曲「Going my↑」でステージに再び姿を現わす。
これまで支えてくれたファンにメンバーそれぞれが感謝を伝えた後は、今後のスケジュールとして2016年カウントダウンコンサート開催の発表、そして新生グループ、「アップアップガールズ(2)」のメンバー募集も発表し、アプガの新章の幕開けに期待をのぞかせた。
そして最後は「サマービーム!」でアプガらしく元気にラストを迎え、大きな歓声に包まれながらステージを去った。



こうしてインディーズアイドル史上初となる日本武道館のでライブを実現させたアップアップガールズ(仮)だが、彼女たちの躍進はここでは止まらない。これまでの弛まぬ努力と彼女たちを支えてくれるファンの存在を糧に、7人の少女は未踏の地へと歩みを進める。