2016年、買収や大幅な利用形式の変更など様々な噂が飛び交っていたSoundcloud。その一方、今年のグラミー賞に複数部門でノミネートされているChance The Rapperのような音源を販売せずストリーミングで人気を伸ばしているアーティストがおり、音楽ストリーミングが無くては音楽シーンが語れない時代になってきた。

そんな中、Soundcloudが2016年の統計を発表した。


最も再生されたアルバムはChance The RapperのColoring Bookが選出された。2016年のヒップホップシーンは彼のチルアウトな楽曲が大ブレイク。

もっともお気に入りされた音源は「Desiigner- "Panda" (Prod. By: Menace)」。この楽曲は2016年、数えきれないほどのアーティストがマッシュアップしてフェスでプレイしていた。

2016年最もフォローされたアーティストはLil Uzi Vert。こちらもヒップホップアーティスト。2016年は30曲近くを発表し、楽曲の発表ペースが早く注目される機会が多かったのが1位になったきっかけだろう。

チャートを総括してみると、Soundcloudはヒップホップが強い傾向にある。成功したEDMアーティストが次々に拠点をSpotifyに移り始めている傾向もあるだろう。しかし次世代のアーティストたちの発表の場として依然とSoundcloudは必要とされている。今後もSoundcloudから多くのアーティストが発掘されていくだろう。