社会を皮肉的に表現したMVが話題となり、ネット上で様々な議論が繰り広げられている Childish Gambino の「This Is America」が再び話題となっている。

「This Is America」は和やかで牧歌的な曲調で始まるが、MV で Childish Gambino とこ Donald Glover がギタリストの頭を銃で撃ち抜いたところから低音強めなダークな雰囲気に急変しリアルなリリックが展開される。
 

この曲は未だに差別や暴力が無くならないアフリカ系アメリカ人の社会を風刺的に描いており、ネット上ではこの曲に込められたメッセージについて議論が繰り広げられている。この曲に込められている解釈については「NARUTO -ナルト- 疾風伝」のオープニングテーマに起用されていたシンガーソングライター、井上ジョー氏が YouTube にアップした解説動画が分かりやすいのでチェックしてみて欲しい。

 

この「This Is America」だが、2016年に発表されたJase Harleyの「American Pharaoh」に歌詞とメロディが似ていることが問題となっている。

一度聞けばすぐに分かるほどに酷似している。ヒップホップのシーンでは"サンプリング"という、曲の歌詞やメロディを一部切り取って自分の歌詞に取り入れる手法がよく見られるのだが、内容によっては著作権保有者に使用料を支払わなくてはいけなかったり、リスペクトを示さなくてはいけない。だが、この件について Childish Gambino のマネージャーはあくまでオリジナル曲であるとし、盗作やサンプリングについて否定している。

だが、Jase Harley はインスタグラムで「この件で争うようなことは避けたい」と発言している。