新型コロナウイルスにより世界中が大きな打撃を受けている中で、日本〜世界各国で活躍するアーティストたちに、彼らの住む国の近況と、仕事、音楽シーン、そして彼ら自身の生活に対する今現在の想いをインタビューしていくシリーズ「【新型コロナ VS. 世界のダンスミュージックシーン】アーティストたちが伝える各国の現状、シーンと彼らのこれから」。

【Youtubeビデオ】

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今回は、TCPT Presents による ageHa、World Kyoto、福岡 bijou での Future House イベントへの公演が決定していたものの、新型コロナウイルスの影響で開催延期となってしまいファンたちをヤキモキさせている、ウクライナ出身のDJ/ Producer の SAGAN(サガン)が登場!

Don Diablo のレーベルである Hexiagon に所属し、ヘキサゴンファミリーとしても有名な SAGAN は、先日 Instagram の投稿を全削除、更に心機一転? 斬新なヘアカットを披露して話題となった。更に、サイバーパンクなカバーアート、フューチャーハウスのサウンドの中にロックやパンクを感じさせる新曲 "LET IT GO" をリリース!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Ok guys, we will drop “LET IT GO” for FREE on April 17th. Put a  if you’re ready for this. @ritnmusic  by @lennosmusic

SAGAN(@saganofficial)がシェアした投稿 -

>>SAGAN & RITN - LET IT GOはこちらからダウンロード!

そんな SAGAN に、今後の活動についてや、彼が住むウクライナの様子をインタビュー! SAGAN の近況報告を心待ちにしていたファンはもちろん、海外の現在の状況が気になる方も要チェックだ。
 

iFLYER:最近 Instagram の投稿を全削除していましたが、これから SAGAN の新しいチャプターが始まるという意味でしょうか?

SAGAN:ハロー、日本のみんな! このすごく厳しい時期に、みんなが安全で元気でいることを願っているよ。僕の SNS についてだけど、その通りだ。僕は、自分のイメージとサウンドを変えようと決めたんだ。どうしてかって? 僕の人生の大半において、サイバーパンクの雰囲気がとても好きだった。サイバーパンクはいつも精神的に僕を支えてくれていたし、僕はサイバーパンクに独創的な興味を持っていた。去年、自分自身で覚悟を決めた。このイメージを、僕の制作物と容姿に組み込んでみよう、とね。だから僕の音楽は変わるよ、皆にも、もう少ししたら聴かせられると思う。


iFLYER:最新曲 "Let It Go" は、とても新鮮なサウンドでロックやパンクな雰囲気もあります。なぜ、こういった楽曲を制作しようと思ったのですか?

SAGAM:​“Let It Go” を制作したのは2019年初頭で、非常に才能のあるミュージシャン RITN とコラボレーションした。彼が曲のアイディアを送ってくれて、僕はボーカル部分とドロップ部分でプレイされているシンセサイザーがとても気に入った。この楽曲は完全に僕の音楽スタイルと僕の独特のサウンドが現れていると思う。よく覚えているよ、最終的なバージョンを1日で完成させたんだ。だけど色々な事情があって……このトラックがリリースされるまでに1年掛かった。一番大切なことは、ストリーミング出来るプラットフォームや SoundCloud でみんなが聴けたり、ダウンロードできたりすることだ。


​iFLYER:“Let It Go” のカバーアートはとてもサイバーパンクっぽいですね。日本語も入っています。なぜ、こういったカバーアートにしようと思ったのですか?

SAGAN:僕は日本が大好きなんだ。日本の伝統や風習をすごくリスペクトしている。それで「日本」と「未来」を結び付けて、日本語をカバーアートに入れたんだ。

iFLYER:ウクライナの今の状況を教えて下さい。

SAGAN:ウクライナは、新型コロナウィルスの影響によってすごく苦しい環境にある。措置を講じたり、厳しい隔離があたったりと……。だけど、中国が経験したことに目を向けると、自己隔離によって非常に多くの人々を助けることができている。ウクライナの統計では、厳格な隔離の規則を守ることで未来に期待ができると出ている。少しづつではあるが、隔離の規則も良い方向に変化してきていて、とても良い兆候だと思っているよ。

iFLYER:#STAYHOME の時間帯は何をして過ごしていますか?

SAGAN:ずっと新しい音楽の制作をしている。様々なサウンドを試してみたり、たくさんの文学を読んだりね……だけど一番大切なことは、家族と一緒にいる時間が増えたことだ。それを大事にしている。基本的に家事を常にしているし、TV も映画もインターネットも使えるから全然つまらないと思わないよ。
 


iFLYER:この状況が収束したら何をしたいですか?

SAGAN:やっぱり一番は、新型コロナウイルスのことを考えて心配せずに過ごせる、普通の生活に戻ることかな。でもまず始めに、元々スケジュールされていた公演を再スタートさせたいね。毎日毎日家にいるのと同時に、分かったことがある、それはみんなの前でライブショーをするのがとても恋しいということだ。僕の音楽や感情を、聴いて皆とシェアできないからね。だから、収束したら必ずライブをしたいと思っている。

iFLYER:最後に日本のファンへメッセージを頂けますか?

SAGAN:さっきも話したけど、僕の新しい音楽を今後たくさん聴けるようになるよ。「TEMPUS LIVE STREAM」と言うプロジェクトの一環でそれからライブストリーミングもやる予定だ。様々なロケーションで放送する予定で、見てとても楽しいものになると思う。
最初のエピソードは、僕の YouTube チャンネルで閲覧可能だ。一番大切なことは、皆、根気強く忍耐力を持って、悪いことは考えないようにし、皆の考えや強みを何かに役に立てて欲しい。自分を成長させたり、新しいことを習ったりね。自分の力を抑制したりしないで欲しい。そうすれば、きっと将来の自分にとって、素晴らしい出来事を運んでくれると思うよ。成長・発展することが大事だ。


Sagan - TEMPUS Live Stream (DJ Set)
 

一刻も早く収束し日本で新しいサイバーパンクサウンドのSAGANを見れる日を心待ちにしよう!

2018年の大阪単独公演も大盛況だった SAGAN。延期となってしまっている来日公演が開催される際には、きっと新たなサイバーパンクサウンドのプレイで会場を魅せてくれることは間違いないだろう。

また、World Kyoto、福岡 bijou は、新型コロナウイルス禍による経営難により、クラブ存続のためにクラウドファンディングを行なっているのでこちらもチェックして欲しい。

■World Kyoto

■福岡岡Bijou
 

SAGAN

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